篠原涼子 × 西島秀俊 × 堤幸彦監督 東野圭吾原作の禁断のミステリー『人魚の眠る家』特報映像

ベストセラー作家・東野圭吾のデビュー30周年を記念して書かれた同名小説を、篠原涼子主演、西島秀俊共演、堤幸彦監督で映画化した『人魚の眠る家』が11月より公開となる。このほど、本作の特報映像がお披露目となった。

篠原涼子と西島秀俊が映画初共演で夫婦役に挑み、『明日の記憶』『TRICK』『天空の蜂』の堤幸彦監督がメガホンをとる本作。娘の小学校受験が終わったら離婚すると約束した仮面夫婦の元に、ある日突然、娘がプールで溺れたという悲報が届く。医師から回復の見込みはないといわれ、意識は不明のまま深く眠り続ける娘を前に、究極の選択を迫られた夫婦が下した決断が、過酷な運命の歯車を動かしていく。狂気ともいえる行動でわが子を守り抜こうとする母親役を篠原涼子、子を思う親として妻の常軌を逸した姿に深く苦悩していく父親役を西島秀俊が演じる。

特報映像は、物語の舞台となる“家”の俯瞰、庭先で眠る少女の姿、そして衝撃的な問いかけとともに、迷いとも願いともとれる複雑な表情で見つめる母親・薫子(篠原涼子)の姿を捉えている。

『人魚の眠る家』
2018年11月全国公開
監督:堤幸彦
原作:東野圭吾「人魚の眠る家」(幻冬舎刊)
脚本:篠﨑絵里子
出演:篠原涼子 西島秀俊                   
配給:松竹

【ストーリー】 二人の子供を持つ播磨薫子(はりま・かおるこ:篠原涼子)と会社を経営する夫・和昌(西島秀俊)。すでに別居状態の夫婦は、娘の小学校受験が終わったら、離婚することになっていた。そんなある日、二人の元に悲報が届く。娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。医師からは「脳死」という宣告が下され、回復の見込みはないという。脳死を受け入れ臓器提供を希望するか、心臓死をただ待つのか…究極の選択を迫られた二人は、話し合いの末に臓器提供を決断する。ところが別れの瞬間、娘の手が一瞬動いたのを見た薫子は、娘が死んでいるという現実を受け入れられず、一転して臓器提供を拒否する。そんな娘と妻のためにと和昌は、自らが経営する会社の最先端技術を使い、前例のない延命治療を決意。その甲斐あってか、娘はただ眠っているかのように美しく、肌つやも良くなり、体も徐々に成長していく。しかしその決断は、やがて薫子の狂気を呼び覚ましていく。そんな妻の姿を目の当たりにした和昌は、果たして自分の選択が正しかったのか、本当に娘は生きているのか深く苦悩していく。それは果たして愛なのか、それともただの欲望なのか。過酷な運命を背負うことになった二人の先には、衝撃の結末が待ち受けていた―。