ジャン=リュック・ゴダール監督作『中国女』の主演女優であり、ゴダールの2番目の妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説を映画化した『Le Redoutable』(原題)が、邦題を『グッバイ・ゴダール!』として、7月13日より全国順次公開されることが決定した。併せて、本作のポスタービジュアルと予告編がお披露目となった。
若くしてゴダールと出会い、そのミューズとなったアンヌ・ヴィアゼムスキーを演じるのは、『ニンフォマニアック』で主人公ジョー(シャルロット・ゲンズブール)の若き日を演じ、美しさと衝撃が相まった戦慄のスクリーンデビューを果たしたステイシー・マーティン。今ではMiu Miuの広告塔なども務める、世界大注目の新鋭女優だ。また、時代の寵児ジャン=リュック・ゴダールを演じるのは、ゴダールが牽引したヌーヴェルヴァーグから多大な影響を受けたとされるフィリップ・ガレルの息子ルイ・ガレル。自身もゴダールを敬愛するという彼の、“ゴダールの再来”と評された脅威の役作りにも注目が集まる。監督を務めるのは、『アーティスト』で第84回アカデミー賞(2012)にて作品賞、監督賞をはじめとする5部門を受賞し、その才能を世界に知らしめたミシェル・アザナヴィシウス。
今年のカンヌ国際映画祭のポスターにも『気狂いピエロ』のキスシーンが採用され、更に新作がコンペティション部門に入るなど、今もなお世界中で敬拝され愛される巨匠ゴダール。彼と10代で出会い、共に時代を駆け抜けたアンヌの知られざる日々を、今まさにフランス映画界を代表する監督・俳優陣によって描かれる。
公開されたポスタービジュアルと予告編では、まだあどけなさの残る少女アンヌが、「天才」と称され世界からその一挙手一投足まで注目されていた時代の寵児ゴダールと出会い、彼と刺激的で親密な日々を過ごしていく中で、少しずつ大人へと変貌を遂げていく様子がコミカルに描かれている。
また、本作は6月21日より横浜で開催される「フランス映画祭 2018」での上映も決定している。
『グッバイ・ゴダール!』
7月13日(金)新宿ピカデリーほか全国順次公開
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
原作:アンヌ・ヴィアゼムスキー
出演:ルイ・ガレル ステイシー・マーティン ベレニス・ベジョ
配給:ギャガ
【ストーリー】 もうすぐ19歳のアンヌは、パリで暮らす哲学科の学生。そんな彼女の人生に驚きの出来事が起こる。映画を変えたと世界中から注目される天才監督ジャン=リュック・ゴダールと恋に落ち、彼の新作『中国女』で主演を飾ることになったのだ。新しい仲間たちと映画を作る刺激的な日々、そしてゴダールからのプロポーズ…。生まれて初めての体験ばかりの毎日に、アンヌはあらゆることを夢中で吸収していくが、パリの街ではデモ活動が日に日に激しくなり、ゴダールは次第に革命に傾倒していく―。
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