トップアスリートから高額ポーカールームの経営者へ転身したモリー・ブルームの実話を、ジェシカ・チャステイン主演で映画化した『モリーズ・ゲーム』が、5月より全国ロードショーとなる。このほど、主人公を演じるジェシカ・チャステインを始め、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナー、マイケル・セラら4人の場面写真が公開された。
本作は、第90回アカデミー賞では脚色賞にノミネート、第75回ゴールデン・グローブ賞では主演女優賞(ドラマ部門)、脚本賞にダブルノミネートされ、映画賞レースでは5受賞、46ノミネートを果たした。アカデミー賞脚色賞を受賞した『ソーシャル・ネットワーク』や、『スティーブ・ジョブズ』などの脚本家アーロン・ソーキンが初のメガホンをとる。
主人公モリー・ブルームを演じるのは、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』と『ゼロ・ダーク・サーティ』で、2年連続でアカデミー賞にノミネートされたジェシカ・チャステイン。オリンピック予選での思わぬアクシデントから一転、26歳にしてポーカールームの経営者へと転身して成功を手に入れるも、マフィアから脅迫され、ついにはFBIに逮捕されるなど、数々の危機を乗り越えていく。
モリーの相棒となる弁護士チャーリー・ジャフィーには、『マンデラ 自由への長い道』で、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたイドリス・エルバ。はじめはモリーの依頼を断るが、彼女の過去の行いの真意を知って唯一の味方になっていく。『パシフィック・リム』や『ダークタワー』などの大作への出演が続くイドリスが披露する感情豊かな演技は必見だ。
モリーを厳しく育てる父親ラリー・ブルームには、『ドリーム』で円熟の演技を披露したケヴィン・コスナー。モリーの人格形成に大いなる影響を与える、厳格で威圧的な父親を好演した。
そして、モリーを翻弄するクライアントの一人であるプレイヤーXには、『JUNO/ジュノ』で注目され、放送映画批評家協会賞の若手男優賞にノミネートされたマイケル・セラ。人を惹きつける表の顔と邪悪な裏の顔を持つ複雑なキャラクター、プレイヤーXを魅力的に演じている。
『モリーズ・ゲーム』
5月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:アーロン・ソーキン
出演:ジェシカ・チャステイン イドリス・エルバ ケヴィン・コスナー マイケル・セラ
配給:キノフィルムズ
【ストーリー】 モーグルのオリンピック候補だったモリー・ブルームは、選考をかけた大会で怪我を負い、アスリートの道を諦める。ハーバード大学へ進学するまでの一年を、ロサンゼルスで気ままに過ごすことにしたモリーだったが、勤めていた会社のボスから、アンダーグラウンドなポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれる。そこでは、ハリウッドスターや大物プロデューサー、大企業の経営者らが法外な掛け金でポーカーに興じていた。やがて、彼女はその才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するのだが、10年後FBIに逮捕される。彼女を担当した弁護士は、打ち合わせを重ねるうちに、目の前の女性がタブロイド紙に書きたてられるような人物でないことを知るのだが…。
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