映画『サラバ静寂』の宇賀那健一監督による、始発待ちアンダーグラウンドの初音源「フラストレーション」のミュージックビデオが公開された。
渋谷で終電を逃しちゃったから暇つぶしに結成したアイドル、始発待ちアンダーグラウンドは、オクヤマ・ウイ、ツキノ・チハル、フカミ・アスミ、ムラタ・ヒナギクの4人組アイドルグループ。今回公開されたミュージックビデオでは、今作がミュージックビデオ初出演となる『牝猫たち』や『アルビノ』の真上さつきが、ラブホテルで既婚男性に誕生日を祝われた女性の姿を力強く艶やかに演じている。
■真上さつき コメント
「心から愛してほしい」とか「ちゃんと私をミテ」とか「欲しい」とか思っていても、伝えられない。使えないプライドと使えない忍耐力を持った弱虫女です。私は所詮
■宇賀那健一監督 コメント
きっと始発が来たら解散してしまう彼女たちの楽曲を聴いて、渋谷で始発を待つとある寂しい女の子を美しく描こうと思いました。そしてその中で頭に浮かんだのは、ずっと一緒に仕事をしたかった真上さつきさんでした。真上さつきの叫びが、始発待ちアンダーグラウンドの肉体が、今村怜央の楽曲が、『サラバ静寂』チームの映像に込めた想いが、薄暗い渋谷の静寂を切り裂きますように。渋谷のカルチャーは、ドブネズミのように美しく、逞しく、まだ死にません。