『15時17分、パリ行き』クリント・イーストウッド監督&主要キャストが登場!ワールドプレミア レポート

クリント・イーストウッド監督最新作で、2015年に発生したテロ“タリス銃乱射事件”を描く映画『15時17分、パリ行き』が3月1日より全国ロードショーとなる。本作の全米公開を記念し、現地時間2月5日、米カリフォルニア州バーバンクのワーナー ブラザース スタジオにて、クリント・イーストウッド監督をはじめ、主演を務めたアンソニー・サドラー、スペンサー・ストーン、アレク・スカラトスが登壇し、ワールドプレミアが開催された。

004_15-17toParis_Premiere_REV▲左からジェナ・フィッシャー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、クリント・イーストウッド監督、アンソニー・サドラー

ワールドプレミアには主要キャストのほか、イーストウッド監督の息子で俳優のスコット・イーストウッドや、娘でモデルのフランチェスカ・イーストウッドも登場。普段はインタビューにあまり答えないスコットは、カメラに向かって「話はお父さんに聞いて!」とコメント。また、サプライズでイーストウッド監督の大ファンのアーノルド・シュワルツェネッガーも駆けつけた。一般客を呼ばない厳戒態勢のなか、メディアはフランス、スペインなどヨーロッパ各地からも取材に訪れ、ムービーやスチールのカメラは約100台が集結、87歳で映画界のトップランナーであり続けるクリント・イーストウッド監督の最新作の注目度が一目でわかるプレミアとなった。

062_15-17toParis_Premiere▲アーノルド・シュワルツェネッガーと、恋人のヘザー・ミリガン

クリント・イーストウッド監督がレッドカーペットに登場すると、少年時代を演じた子役3人が喜んで駆けつけて記念撮影。日本のカメラには「是非、映画を楽しんで観てもらいたいね。これまでいろんな場所で映画を作ってきたけど、日本を舞台にした作品(『硫黄島からの手紙』)もあるよね。本作はいままでとは違う手法を取っている。今日は嬉しいよ」と、日本のファンへメッセージを贈った。また、本作を映画化するにあたって、その題材に惹かれた理由を聞かれると、「大きな英雄劇で、すべて真実(リアル)だし、信念もあるし、我々が知らない事がたくさんあって是非皆が知るべきだと思ったから」と語った。

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黒のスーツに身を包んだ主演の3人は、レッドカーペットをとても楽しんでいる様子で、日本のカメラにもノリノリで登場。日本へのコメントを求められると一転、真剣な表情でインタビューに応じた。アンソニーは「国や文化の違いは関係ありません。日本の皆さんも、この映画のインスピレーションを共有してもらえたら嬉しいです。観てくださってどうもありがとう」と返答し、スペンサーは「映画を観てくださる日本の皆さんどうもありがとうございます。我々は国も背景も様々異なりますが、感じることは同じだと思います」とコメント。そして、アレクは「僕の兄弟が今、日本にいるんです。だから映画館で僕みたいな人を見つけたら、彼だと思ってください(笑)」と笑って答えた。最後に、3人はそろって「こんにちは、ジャパン!映画楽しんでくださいね!」と日本の観客へメッセージ贈った。

イーストウッド監督が究極のリアリティを追求し、“当事者主演“という大胆な演出で新境地を切り開いた本作。前作『ハドソン川の奇跡』では、濃密なストーリーと緊迫感のある展開を無駄のない96分尺に収め称賛が寄せられたが、本作はその記録を更新する監督史上最短の94分尺で描き切った。挑戦し続けるイーストウッド監督へ、先行上映で鑑賞したジャーナリスト達からは絶賛の声が寄せられている。

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『15時17分、パリ行き』
3月1日(木)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国公開
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンソニー・サドラー アレク・スカラトス スペンサー・ストーン ジェナ・フィッシャー
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 2015年8月21日、アムステルダム発パリ行きの高速列車タリスが発車した。フランス国境内へ入ったのち、突如イスラム過激派の男が自動小銃を発砲。乗務員は乗務員室に逃げ込み、500名以上の乗客全員が恐怖に怯える中、幼馴染の3人の若者が犯人に立ち向かった。

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