2017年第70回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門で上映され話題沸騰となった韓国のアクション映画『悪女/AKUJO』が、2月10日より全国ロードショーとなる。このほど、日本映画界で活躍する著名人から本作の絶賛コメントが多数寄せられた。
主人公の女殺し屋を演じたキム・オクビンがほぼスタントなしで体を張っていることにちなみ、水崎綾女、屋敷紘子といったアクション系女優陣がコメントを寄せたほか、坂口拓、山口雄大、品川ヒロシ、園子温、松江哲明といった、アクションのみならず個性的な作品を手掛けている映画監督が本作について語った。
『悪女/AKUJO』 絶賛コメント(五十音順)
■坂口拓(戦劇者TAK∴)
私は映画『RE:BORN』で、全ての殺しの技を体得しました。そんな私でもキム・オクビンが放つ殺気に震えました。そしてアクションに一石を投じる監督の想いを感じました。アクション監督を長年やっている私でも監督のカメラワークの凄さに舌を巻くどころか噛みました。
■品川ヒロシ(映画監督)
『マトリックス』や『300』をはじめて観た時の衝撃!新しいアクションシーンにチャレンジをしていて、そのギャンブルに勝っている。オープニングの7分バイクのカーチェイス。ラストのバス。最高のエンターテイメント映画でした。
■園子温(映画監督)
荒々しく煮えたぎる情念のアクションが、まるでヒロインの身体に乗り移ったとしか思えない!!泣け!そして叫べ!そして戦え!
■松江哲明(映画監督)
アクションが凄いのは当然として、人間にはここまでの想像力を持ち、実現してしまう力があることに震えた。聞いたことのある設定から始まり、未知の領域へと爆走する、韓国映画の新たな基準。それはあまりにも高い。
■水崎綾女(女優)
カッコいい!復讐を誓い戦う姿にハラハラドキドキ。主観的なカメラワークが盛りだくさんで自分がヒロインになり戦っている気分になりました。近い将来、『悪女』のような派手で暴力的で魅力的なアクション作品を是非やりたい!!
■松崎健夫(映画評論家)
スタントも撮影も、人間はここまでやれるのか!という怒濤の生身アクション。生きるべきか死ぬべきか?人を殺めるべきか?女殺し屋は苦悩するが「誰がために生きるのか?」という真理は我々の人生と重なるのだ。
■屋敷紘子(女優)
破滅色した瞳の女には、銃と返り血が何より似合う。全く違う顔を魅せた女優キム・オクビン…末恐ろしい。徹底的に演る(殺る)から大好きだよ『悪女』!
■山口雄大(映画監督)
まさかアクション映画の新表現が韓国から現れるとはなあー!こないだビビらされた『ハードコア』のFPSも取り込んで、ほとんどなんでもアリのアクションよせ鍋状態!いや、韓国なんでアクションチゲですね!こいつはやられた!!
『悪女/AKUJO』
2月10日(土)より角川シネマ新宿ほかにてロードショー
監督:チョン・ビョンギル
出演:キム・オクビン シン・ハギュン ソンジュン キム・ソヒョン
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 史上最強の女殺し屋。最後の暗殺ターゲットは、最愛だった人。犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒ(キム・オクビン)は、育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)にいつしか恋心を抱き、結婚する。甘い新婚生活に胸躍らせていた矢先、ジュンサンは敵対組織に無残に殺害されてしまい、逆上したスクヒは復讐を実行。しかしその後、国家組織に拘束されてしまい、政府直属の暗殺者として第2の人生を歩み始める。やがて新たに運命の男性に出会い幸せを誓うが、結婚式の日に新たなミッションが降りかかり…。
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