妻夫木聡 3年半ぶり連続ドラマ出演!『連続ドラマW イノセント・デイズ』WOWOWで放送が決定!

「連続ドラマW イノセント・デイズ」キーカット(場面写真) s

妻夫木聡がWOWOWに初登場にして初主演を務める『連続ドラマW イノセント・デイズ』の放送が決定した。

妻夫木演じる佐々木慎一は、幼なじみの女性確定死刑囚が犯したとされる罪の真偽に疑問を感じる。彼女はなぜ死刑を受け入れたのか、そして彼女が犯した本当の罪とは何だったのか。死刑執行が迫る中、無実を信じ調査を進める慎一は、彼女の壮絶な半生を知るとともに、意外な真実にたどり着く。

原作は作家・早見和真の同名ヒューマン・サスペンス小説で、第68回日本推理作家協会賞・長編及び連作短編集部門受賞作。発行部数が30万部を突破したベストセラーだ。また、監督は2017年に公開された、妻夫木主演の映画『愚行録』を手掛けた石川慶が担当している。

今回の企画の実現には連続ドラマに3年半ぶりに出演する妻夫木聡自身が大きく関わっている。早見和真は妻夫木の主演映画『ぼくたちの家族』(2014)の原作者。そして『愚行録』で妻夫木とタッグを組んだ監督の石川慶は今、世界が注目する異才。原作を読み映像化を強く望んだ妻夫木自身の想いが2人を結び付けた。

妻夫木聡 コメント(佐々木 慎一役)

Q:WOWOW連続ドラマW初の出演について

妻夫木:原作を読んだ時からこの小説はドラマでじっくり演じてみたいと強く感じました。なかなか映像化するには難しい題材ではあるのですが、石川監督を初め、素晴らしいキャスト、スタッフの方々に囲まれてこの作品に挑めることに静かに興奮しています。僕たちがこの作品にかける思いを信じてくださった方々に感謝の気持ちしかありません。

Q:早見和真さんの原作について

妻夫木:早見さんの小説の中で一番大好きな作品がこの『イノセント・デイズ』でした。人間にとって幸せとは何なのか、幸せの定義を求められた時、僕には答えがなかった。だせるわけもないんです。幸せに定義なんてないのかもしれない。でも、ただただ信じていたい、そんな気持ちにさせられました。

Q:石川慶監督について

妻夫木:物静かで繊細に全てをみつめられる石川監督が撮る画には温度がないんです。まるで波のない湖をカヌーで割いて進んでいくような感覚にさせてくれるんです。研ぎ澄まされた演出に僕は今回慎一の何を見られるのか楽しみです。情熱はひとまず心の奥底にしまい、監督と一緒に生きていきます。

Q:視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。

妻夫木:子供の頃から常にそばにいたドラマ。次が見たくてよく家に走って帰りました。そんなドラマをお届けできるよう心を込めて演じさせて頂きます。

人は何のために生きるのだろう。
イノセント・デイズ
この意味を最後皆さんがどう捉えるのか、とても楽しみです。

原作者:早見和真コメント

「僕に原作を預けていただくことはできませんか?」妻夫木さんに電話でそう尋ねられた日のことをいまでも鮮明に覚えています。そんなことが可能なのか、と真っ先に思った一方で、このときにはもう映像化の成立、そしてあえていうと成功のイメージを持っていた気がします。強い思い入れを持ってくれた方に預けられた原作だけが幸せになれると、本気で信じているからです。僕個人としては、『イノセント・デイズ』は「正義」と「覚悟」の物語だと思っています。後藤さんの脚本は間違いなく胸躍りましたし、妻夫木さんをはじめとするキャストも大好きな方ばかりです。その素晴らしい数多の素材を、同い年の石川監督がどう料理するのか、本当にワクワクしています。僕にとって思い入れのある作品を皆さんにお預けします。第一話の放送がいまから楽しみでなりません。

石川慶 監督コメント

三つの大きな感謝があります。まず、この挑戦的な企画を実現してくださった皆様に感謝。次に、世間に蔓延している正義や倫理観に対するぼくの違和感に、同い年でもある原作者の早見さんが言葉を与えてくれたこと。そして、この特別な原作のドラマ化を自ら企画し、ぼくと組もうと言ってくれた妻夫木さん。映画につづき、妻夫木さんと作品を作れることが、本当に嬉しく、贅沢なことだと実感しています。今度はその感謝を、作品という結果として返していく番です。素晴らしいシナリオがあがりました。素晴らしいキャストが集っています。今までにない力強いドラマになるはずですから、どうぞご期待ください。

『連続ドラマW イノセント・デイズ』
2018年3月18日(日) WOWOWプライムにて放送スタート
毎週日曜よる10時~(全6話)第1話無料放送

監督:石川慶 
原作:早見和真『イノセント・デイズ』(新潮文庫刊)
企画:妻夫木聡 井上衛 鈴木俊明
出演:妻夫木聡 ほか

【ストーリー】 「被告人を死刑に処す」。佐々木慎一(妻夫木聡)は、幼なじみの田中幸乃が、元交際相手の住むアパートに火を放ち妻子を焼死させたとして死刑判決を受ける姿を法廷で見つめていた。幼少期の幸乃を知り、そしてある負い目を持つ慎一は、彼女が真犯人ではないと直感。幸乃を救いたい一心で、味方を探して幸乃の姉や中学校時代の同級生など彼女の人生を知るさまざまな人々に会いに行くが、先々でその壮絶な過去を聞かされることになる。そしてともに幸乃の幼なじみで弁護士の丹下翔と再会するも次第に意見があわなくなっていく。一方で近づいてくる死刑の時を淡々と待つ幸乃。刑務官の佐渡山瞳は、その姿になぜか惹かれ始めていた。