小野賢章と増田俊樹が登壇!『ダンケルク』ブルーレイ&DVDリリース記念 日本語吹替版上映イベント

クリストファー・ノーラン監督が初めて実話に挑んだ緊迫のサバイバル・アクション『ダンケルク』のブルーレイ&DVDリリース/デジタル配信を記念し、劇場では公開されていない日本語吹替版を初上映する試写会が12月16日に行われ、日本語吹替版でメインキャストの声を務めた小野賢章(フィオン・ホワイトヘッド/トミー役)と、増田俊樹(ハリー・スタイルズ/アレックス役)が上映前のトークイベントに登壇した。

★オフィシャル

クリストファー・ノーラン監督の最新作と明かされないまま台本と確認用映像を渡されたという2人は、映像を観てその凄さに圧倒され、後になってノーラン監督の新作と知り納得したという。小野は、「たまたま一緒にTVCMを観た友達が、『これほんとに観たいんだよね』と呟いたので『俺、これやったよ』と優越感に浸っていた」というエピソードを話すと、増田も「俺も全く同じ」と身の周りの人に自慢していた事を打ち明けた。

また、収録時に難しかったところについて聞かれると、増田は「元々ノーラン監督のこだわりが、言葉でドラマを作らない事だったので、一言一言の台詞に一週間(アレックスがダンケルクを脱出するまでの時間)の気持ちを込めなくてはいけないのが難しかった」、小野は「生っぽくやってほしいというディレクションを受け、できるだけその状況下で発している台詞にするのが難しかった」と明かした。

そんな中、今後実写の吹替えでどんな役をやりたいかを聞かれた小野は「ヒーローがやりたい!」と即答。それに対して増田は敵役をやりたいといい、ノーラン監督繋がりで最近観たという『ダークナイト』でジョーカーの声を務めた藤原啓治(ソフト版)を絶賛。 「あんな芝居は僕にはできない。人生に厚みがないと敵役はできない…」と漏らすと、小野は「(ジョーカー役の)ヒース・レジャーは若かったんだよ」と『ダンケルク』を脱線して『ダークナイト』トークで盛り上がった。

また、イベントでは事前にファンから募った質問を発表。本作で描かれる“ダンケルクの戦い”から生まれた言葉である、消して諦めない精神を指す“ダンケルクスピリット”に因み、「それぞれの“◯◯スピリット”は?」という質問を受けると、“小野スピリット”は「ひたすら耐える」、“増田スピリット”は「耐えられないのでぶつかっていく」とそれぞれ回答。しかし増田は「ぶつかっていっても力がないので神社やパワーストーンに頼ります(笑)」と意外な一面を告白した。

最後に観客に向けて、「目で耳で肌で史上最高の没入感を感じて下さい。本編と同じく沢山の言葉では語りません。ぜひとも楽しんでください」(増田)、「収録自体は短い時間でしたが、一瞬一瞬を生き抜くためにという魂を込めて演じたのでぜひ楽しんでください」(小野)とメッセージを送り、トークイベントを終えた。