スティーヴン・スピルバーグ × メリル・ストリープ × トム・ハンクス 映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』日本公開日決定

2大オスカー俳優メリル・ストリープとトム・ハンクスが、スティーヴン・スピルバーグ監督作品でついに初競演を果たした『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の公開日が2018年3月30日に決定した。

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ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、アメリカ国防総省がベトナム戦争に関する経過や分析を記録し、トップシークレットになっていた文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在をNYタイムズがスクープするも、その後の記事は政府の圧力で差し止められる。そこで、アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたワシントン・ポストのキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)は、同紙の編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)らとともに、ライバル紙であるNYタイムズ紙と時に争いながらも連携、政府の圧力に屈することなく真実を世に出そうと奔走する。

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スピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、先に予定していた作品よりも先に撮影を敢行した。政府によってジャーナリズムに規制がかけられ、何が真実で、何が正しいのかがわからなくなってきている現代。「今」だからこそ伝えるべき作品と強烈なメッセージを込め、この危機的状況に警鐘を鳴らす作品に仕上がった。先日発表されたアカデミー賞の前哨戦、ゴールデン・グローブ賞では、作品賞(ドラマ部門)、監督賞(スティーヴン・スピルバーグ)、主演女優賞(メリル・ストリープ)、主演男優賞(トム・ハンクス)、脚本賞(リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー)、作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)の6部門にノミネート。メリル・ストリープは本作で31作目のノミネート(映画、テレビ部門含む)という快挙を達成し、トム・ハンクスは『ウォルト・ディズニーの約束』以来9作目のノミネート、スティーヴン・スピルバーグ監督は『リンカーン』以来12作目のノミネートとなった。

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『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
2018年3月30日(金)全国ロードショー
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:リズ・ハンナ ジョシュ・シンガー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:メリル・ストリープ トム・ハンクス
配給:東宝東和

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