デビュー作「天使のナイフ」で江戸川乱歩賞を受賞した注目のミステリー作家、薬丸岳が2013年に発表し、神戸児童連続殺傷事件を彷彿とさせ話題を呼んだ「友罪」(集英社文庫刊)を原作に、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年Aの“その後”を、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督が映画化した重厚な人間ドラマ『友罪』が、2018年5月より全国ロードショーとなる。このほど、特報映像と場面写真5点が公開された。
ジャーナリストの夢破れて町工場で働き始める益田役に生田斗真。同じタイミングで働き始め、周囲との交流を避け過去を語りたがらない影のある青年・鈴木役に瑛太。同い年の二人は次第に打ち解け心を通わせていくが、あるきっかけで益田は、鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の元少年犯ではないかと疑い始める。その他、二人を取り巻く様々な人間模様も見どころの本作。佐藤浩市をはじめ、夏帆、山本美月、富田靖子と日本映画界を代表する名優が本作に集い、それぞれの過去と現在が絡み合い、疑心や後悔にとらわれた様々な人間模様が交錯していく。
公開された特報では、短い映像ながらも緊張感と気迫に満ちており、主演の生田斗真と瑛太をはじめ、豪華共演者が織り成す、重厚な人間ドラマに期待が膨らむ。併せて、場面写真も公開され、工場での勤務中、ふと冷たい視線で一点を見つめる鈴木(瑛太)の姿を捉えた、不穏な雰囲気を感じさせるカットや、佐藤浩市演じるタクシー運転手・山内修司が厳しい表情で電話をかけているカット、益田(生田斗真)のジャーナリスト時代の同僚でかつて恋人だった山本美月演じる・杉本清美が訝しげな面持ちで事件に関して調査をしているシーンなど全5点。鈴木に次第に好意を抱いていく藤沢美代子(夏帆)、鈴木の少年院時代に担当法務教官だった白石弥生(富田靖子)の表情もどこか固く、それぞれが抱える過去とは何なのか、そしてどのように人間模様が交錯していくのか作品への期待が高まる。
また、公式サイト(http://gaga.ne.jp/yuzai/)にてティザービジュアルも公開された。そこには、仲良さげに楽しそうな笑みを浮かべ自撮りをする益田と鈴木の姿が。二人の笑顔と爽やかな青空に相反する、キャッチコピーにある“少年A”というワードと、タイトルの「友罪」が意味するものとは?
『友罪』
2018年5月全国ロードショー
監督:瀬々敬久
出演:生田斗真 瑛太 佐藤浩市 夏帆 山本美月 富田靖子 奥野瑛太 飯田芳 小市慢太郎 矢島健一 青木崇高 忍成修吾 西田尚美 村上淳 片岡礼子 石田法嗣 北浦愛 坂井真紀 古舘寛治 宇野祥平 大西信満 渡辺真起子 光石研
配給:ギャガ
【ストーリー】 ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田(生田斗真)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の二人は次第に打ち解け心を通わせていく。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。
(c)薬丸 岳/集英社 (c)2018映画「友罪」製作委員会