ケネス・ブラナー、草刈正雄と山村紅葉に“感動”!?『オリエント急行殺人事件』スペシャルイベントレポート!

“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの代表作をベースに描かれる『オリエント急行殺人事件』が12月8日公開。これに先だち、12月5日にTOHOシネマズ六本木にてスペシャルイベントが開催され、監督と世界一の名探偵ポアロ役を兼任したケネス・ブラナーと、ポアロの日本語吹き替え版を担当した草刈正雄、ジュディ・デンチ演じるドラゴミロフ公爵夫人の吹き替えを担当した山村紅葉が登壇した。

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「アリガトウゴザイマス!」第一声を日本語で挨拶したブラナーは、日本語吹き替えを担当した草刈と山村に「2人が吹き替えをなさったバージョンを拝見しました。俳優たちもすごく喜んでいると思います。どうもありがとうございました」と笑顔でコメント。これを受けて草刈は「光栄です、緊張してますけど(笑)」と恥ずかしそうに笑うと、山村は「監督と主演を両方なさって、素晴らしい成功をおさめていらっしゃる方。天才の方は往々にしてシャイだったり難しかったりする方が多いので心配していたんですが、とてもフレンドリーで優しくて。ますます大好きになりました」と語った。

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「どの位の期間で撮影されたのですか?」という草刈の質問に、ブラナーは「クリスマスを挟んで4ヶ月です。ひとりずつの場面を撮って、1ヶ月で全員集合の場面を撮った。そこは大変だったけど、すごく楽しかった」と返答。続いて山村が「有名なミステリーの映画化ほど、犯人やトリックがバレていて難しいと思うのですが?」と質問すると、ブラナーは「今回集めた俳優さんは、すごい演技力をお持ちです。みんなが素晴らしい演技を見せてくれた」と、俳優陣をベタ褒めした。

最後に草刈と山村が、本作の見どころを漢字一文字で表現。草刈は「スピード感があった」ということで「動」、山村は「俳優が感情を押し殺しながら表情だけで感情を表している。それをポアロが直感と感性で暴く」として「感」と表現。2つ合わせて「感動」になることを知ったブラナーは、「組み合わせが素晴らしい!」と絶賛していた。

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『オリエント急行殺人事件』
監督・出演:ケネス・ブラナー
出演:ジョニー・デップ ミシェル・ファイファー デイジー・リドリー ジュディ・デンチ ペネロペ・クルス
20世紀フォックス映画配給

【ストーリー】 エルサレムで教会の遺物が盗まれ、鮮やかな推理で犯人を突き止めた、名探偵のエルキュール・ポアロ。イスタンブールで休暇をとろうとした彼だが、イギリスでの事件の解決を頼まれて急遽、オリエント急行に乗車する。ポアロに話しかけてきたのは、アメリカ人富豪のラチェット。脅迫を受けているという彼は、ポアロに身辺の警護を頼むが、あっさりと断られてしまう。その夜、オリエント急行は雪崩のために脱線事故を起こし、山腹の高架橋で立ち往生してしまう。そしてその車内では、ラチェットが死体で発見されるのだった。

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