【2018アカデミー賞前哨戦】ナショナル・ボード・オブ・レビュー発表!最優秀作品賞はスティーヴン・スピルバーグ監督作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

アカデミー賞の前哨戦として注目されている、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(全米映画批評会議)が2017年の受賞作を発表し、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が最優秀作品に選ばれた。本作はこのほか、トム・ハンクスが主演男優賞、メリル・ストリープが主演女優賞に輝いた。

NOR_D30_071017_204253_204322_R_COMP©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

優秀作品に選ばれた『Lady Bird』(原題)は、本作で監督デビューしたグレタ・ガーウィグが監督賞、ローリー・メトカーフが助演女優賞を受賞した。また、『The Florida Project』(原題)のウィレム・デフォーが助演男優賞を獲得した。

ブレイクスルー演技賞は、『Call Me by Your Name』(原題)のティモシー・シャラメ、そして新人監督賞は『ゲット・アウト』のジョーダン・ピールが受賞。同時期に米ニューヨークで開催されたゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードでも、シャラメがブレイクスルー俳優賞、ピールがブレイクスルー監督賞に輝いた。

脚本賞を獲得したのは、俳優引退を表明したダニエル・デイ・ルイスの最後の出演作品『Phantom Thread』(原題)のポール・トーマス・アンダーソン。脚色賞は、ジェームズ・フランコが監督、主演を務めた『The Disaster Artist』(原題)のスコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバーに贈られた。

作品賞

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

優秀作品10本

『ベイビー・ドライバー』
『Call Me by Your Name』(原題)
『The Disaster Artist』(原題)
『ダウンサイズ』
『ダンケルク』
『The Florida Project』(原題)
『ゲット・アウト』
『Lady Bird』(原題)
『LOGAN/ローガン』
『Phantom Thread』(原題)

監督賞

グレタ・ガーウィグ『Lady Bird』

主演男優賞

トム・ハンクス『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

主演女優賞

メリル・ストリープ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

助演男優賞

ウィレム・デフォー『The Florida Project』

助演女優賞

ローリー・メトカーフ『Lady Bird』

脚本賞

ポール・トーマス・アンダーソン『Phantom Thread』

脚色賞

スコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバー『The Disaster Artist』

長編アニメ賞

『リメンバー・ミー』

ブレイクスルー演技賞

ティモシー・シャラメ『Call Me by Your Name』

新人監督賞

ジョーダン・ピール『ゲット・アウト』