映画『スター・トレック』シリーズや『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などの監督を務めたJ・J・エイブラムスが、人気司会者のジミー・キンメルが子どもの頃に描いたコミックを実写化し、トークショーで披露した。
キンメルがホストを務める番組「ジミー・キンメル・ライブ!」にゲスト出演したベン・アフレックは、“次回作として最高のスーパーヒーロープロジェクトを企画している”と明かすと、エイブラムスが“あるコミック”を持って登場、キンメルが9歳か10歳の頃に描いた「テリフィック・テン」(The Terrific Ten)というコミックを紹介した。
エイブラムスは、「このキャラクターたちは僕に懸命に呼びかけ、命を吹き込めと求めてきた。それでまさにこのコミックを手に取ったわけだけど、その世界観は変えていない。そして250万ドルを費やした」とジョークを交えて実写化の経緯を説明し、予告編ふうのショートムービーを披露した。
キンメルは11月13日に50歳の誕生日を迎え、その記念として、ABCテレビの番組スタッフがキンメルのコミックの実写化を実現させた。
エイブラムスが監督を務めたショートムービーには、ベン・アフレック(マッスルマン)、ジェニファー・アニストン(レーザー・ラス)、ジェイソン・ベイトマン(ベンドライト)、ジョン・ハム(ラッキーラッド)、ザック・ガリフィアナキス(スーパーダック)、ウィル・アーネット(メインストーム)、シャキール・オニール(スパイア)、タイ・バーレル(マーギヴ)、ビリー・クラダップ(カラーキッド)、番組ライターの“いとこのサル”ことサル・アイアコノ(スーパーサル)という豪華キャストが集結。さらに、ジェイク・タッパー(報道キャスター)、ワンダ・サイクス(ブリーチボックス)も登場している。
そして、“スーパーヴィラン”(悪役)のミスター・ボルト役では、キンメルの長年の宿敵、マット・デイモンが登場!
10人から構成されるスーパーヒーローチーム“テリフィック・テン”は、地球全体を爆破する装置を手にしているミスター・ボルトに戦いを挑むが、やがてチーム内で仲間割れが生じていく。口論の止めに入ったデイモン演じるミスター・ボルトは、「全員が最悪だ。なぜかって?俺たちを作ったのは哀れで変な子どもだからだ。そして成長して太った変な男になってしまった…キンメルだ」と失望した様子で事実を口にし、予告編は締めくくられる。