大泉洋が選挙演説風に熱烈PR!『探偵はBARにいる3』山形国際ムービーフェスティバル舞台挨拶オフィシャルレポート!

探偵・大泉洋×その相棒・松田龍平。アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノを舞台に、その街の裏も表も知り尽くした“探偵”の活躍を描いたシリーズ第3弾『探偵はBARにいる3』。12月1日(水)の映画公開に先だち、11月12日(日)、「山形国際ムービーフェスティバル 2017」の特別招待作品として上映され、主演の大泉洋が登壇し、舞台挨拶が行われた。

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当初は1回のみの舞台挨拶を予定していたが、チケットが即完したため、追加舞台挨拶を急遽決定し、2回実施することになった。大泉は山形の観客の前で、シリーズ最高傑作に仕上がった本作を熱烈PR。過酷な撮影を振り返り、ボヤキながら会場を盛り上げた。終わりの挨拶では選挙演説を彷彿とさせるようなしゃべりで観客を魅了した。

大盛況のうちに終了した舞台挨拶の詳細は以下。

MC:山形のみなさん、大泉さんが登場することを心待ちにしておりました。ご登壇されてみていかがですか?

大泉:山形のみなさんありがとうございます!私はもう、山形に来たくて来たくて。なんとか来れないかと交渉しておりまして、今日の朝飛んできました!移動の間もリンゴがたくさんなっていて。すごく食べたいなと思ってたら、控室にリンゴが…ないんですよ。

MC:今日は330人の方がこの会場に集まっていますが、チケットはあっと言う間に完売だったそうです。

(観客から)洋ちゃんかっこいい。

大泉:ありがとう。山形の方はちゃんとした目を持ってらっしゃる。かっこいいものをかっこいいと言える勇気。大泉洋かっこいいというと、不思議な空気になる。強い心を持って言い切っていただきたい。山形くらいですよ。こんなにあたたかい拍手をしてくれるのは。

MC:4年越しの映画化。4年ぶりの『探偵はBARにいる3』はいかがでしたか?

大泉:前シリーズよりも絶対に面白いものを作りたいという気持ちがあって、台本作りに4年もかかってしまいました。おかげでとてもいいものになったと思います。今回、女性からの反応がすごくよくて、とても共感頂けると思います。自分が出ているシーンだけど、ラストシーンがすごく良くて。あれ一番好きなシーンなんです。みなさんDVDなんか買ったら何度も見るんじゃないかな?

MC:お決まりの拷問シーンなんかもありましたが、撮影はいかがでしたか?

大泉:小樽の海でパンツ一丁で船にくくりつけられての撮影で。おそらくみなさんが思うよりもずっとずっと寒いんですよ。僕が思うにスクリーンで見ると、ちょっと寒さが伝わってないのが悔しい!

MC:あのシーンでは見事なバディ(体)も披露されていて、、、

大泉:前作から4年たって、いつも通りのトレーニングを始めたらあっという間に肩を壊したんですよ。老いを感じましたね。4年で変わってしまったんだなって。今回の『探偵はBARにいる3』の裏テーマは「老い」です。もう今回が、最後のアクションだよ。もう『4』ではできないよ。

(観客)えー。

大泉:えー。じゃないよバカ。

MC:高田役松田龍平さんはいかかでしたか?

大泉:松田くんはどこかで北海道弁を入れたがる。前回は「できるわけねえべや」って入れていたんだけど、今回は「なした」って入れたかったらしくて。方言のイントネーションを“北海道のカリスマ”の僕が教えたんだけど、教えた通りに全く言わないんだよね!間違いを訂正したんだけど、こういう風に言いたいって聞かなくて。最終的には,高田は北海道の出身じゃないとか言い始めたんですよ。まあこのシーンカットされているんですけど。

(最後の挨拶)

大泉:本当にみなさんありがとうございました。ついに『探偵はBARにいる』待望の第3弾ができあがりました。今回来ていただいたみなさんは、有料でみていただいたということですよね。わざわざお金を払って観に来ていただいて、感謝でございます。今日観ていただいて面白かった方は、どうぞ自分の事だと思って宣伝していただきたい。4も見たいという方、どのくらいいらっしゃいますか?

(会場拍手)

※以下選挙演説風に

大泉:ありがとうございます。ありがとうございます。いいですかみなさん。4というのはほっとけば作れるものではないんです。みなさんがおもしろいと宣伝してくれて、3が大ヒットすれば、手のひらを返したようにありがとうございました、とやってきて「大泉さん4を作りましょう」というんです。その証拠に東映は「4をつくりましょう!」と言ってない!私はがんばりますよ?裸で船に乗れと言われれば、やりましょう!パンツ一丁での撮影だってやります。なんならTバックにしますよ!僕が頑張るだけではできない!みなさんひとりひとりが「探偵3面白かったよ」と伝えて、観たことなかった人も見てくれて大ヒットすれば、初めて4がつくれるんです!どうぞみなさん、自分のことだと思ってSNSなどで大いに宣伝していただいて、少しでも多くの人に観て頂いて、探偵3をヒットに導いて下さい。ありがとうございました!!

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『探偵はBARにいる3』
監督:吉田照幸 脚本:古沢良太
出演:大泉洋 松田龍平 北川景子 前田敦子 鈴木砂羽 リリー・フランキー 田口トモロヲ 志尊淳 マギー 安藤玉恵 正名僕蔵 篠井英介 松重豊 野間口徹 坂田聡 土平ドンペイ 斎藤歩 前原滉 天山広吉 片桐竜次

STORY なじみのクラブで、いつも通りのバカ騒ぎをする探偵(大泉洋)のもとに舞い込んだ依頼。依頼主は高田(松田龍平)の後輩=原田(前原滉)で、突然失踪した恋人の麗子(前田敦子)を探してほしいというもの。暇つぶしにと軽い気持ちで依頼を受けた探偵は、麗子が“ピュアハート”というモデル事務所を装った風俗店でアルバイトしていたことを知る。そしてその店のオーナーと名乗る美女=岬マリ(北川景子)と偶然すれ違い、かすかな既視感を覚える探偵。ほどなくマリが、屈強な男たちを引き連れて探偵と高田の前に現れる。店を嗅ぎまわっていたことがばれ、ボコボコにされる2人。これまで無敗を誇る高田ですら、波留(志尊淳)という青年を前に完敗し、事態は一気にただならぬ様相を呈する。それでも懲りずに調べを続ける探偵は、昔なじみのヤクザの相田(松重豊)や、新聞記者の松尾(田口トモロヲ)というおなじみのメンバーから、“ピュアハート”のバックには、札幌経済界で頭角を現している北城グループの社長=北城(リリー・フランキー)という黒幕がいることを聞き出す。マリは北城の愛人だった。そこでマリと以前に会っていたことを、ようやく思い出す探偵。なじみの元娼婦・モンロー(鈴木砂羽)がかわいがっていた、今にも倒れそうに震えていた若い女性の姿――。「あれか…?あれが、マリか…?」不審に思いながらも、マリの巧妙な罠に落ちる探偵は、北城のサディスティックな拷問を受け文字通り死にかける…が、高田と共になんとかピンチを切り抜け生還。しかし今度はマリ共々、北城に追われるハメに。そんな探偵にマリはある依頼をする。それはマリのすべてをかけた切なすぎる依頼。そして、探偵と高田の“別れ”の時が近付いていた――。

(C)2017「探偵はBARにいる3」製作委員会