初主演の甲斐翔真、二十歳の誕生日直前にバースデーソングを贈られ感動!映画『写真甲子園 0.5秒の夏』北海道先行初日舞台挨拶オフィシャルレポート!

全国高校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」で全国写真部日本一を目指す高校生たちの熱き姿を描いた映画『写真甲子園 0.5秒の夏』が、11月11日(土)、北海道で先行公開され、甲斐翔真、笠菜月、秋野暢子、菅原浩志監督がディノスシネマズ札幌劇場に登場し、初日舞台挨拶が行われた。本作は、夏の北海道東川町を舞台に、葛藤や挫折に直面しながらも、一枚の写真に青春のすべてを懸ける高校生たちの熱き姿を描いている。

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「北海道に帰ってきてくれました!」の司会者の声とともに、北海道先行初日を迎え舞台挨に登壇したのは、主演の甲斐翔真、笠菜月、そして秋野暢子、菅原浩志監督。悪天候の初日となったものの、満席の劇場に向かい甲斐は、「足元の悪い中、この会場に来ていただきありがとうございます。ようやく初日を迎えられて嬉しく思っています。北海道は雄大な自然があり、この作品は本当に画が綺麗で、大自然が映っていて、人々の温かさも描かれていて、北海道らしさがでている映画だと思います!」と挨拶し、続けて笠は、「無事初日を迎えることができて、これから観ていただける事に対して、嬉しい気持ちでいっぱいです。北海道の真っ直ぐな長い一本道を走り続けるシーンが印象深いのでご注目下さい。この作品は、将来に対して希望を持っているからこそ明日があるということを、この映画を通して私も経験できました。素敵な映画です」と注目シーンなどを話した。

秋野は、「最近とても悲惨な事件が起きていて、高校生のみんなが「死にたい」という気持ちを持っている。大人としてはとても苦しいし、15〜18歳という青春で一番輝いて、未来を見つめていける年代のはずなのに、そこが逆向きになってしまっていることは、今の社会に何かひずみがあるのだろうと思っています。この作品に登場する高校生たちは、カメラのファインダーを真っ直ぐ覗いています。これからぶつかっていくだろう困難もあるけれど、そこに夢や希望や友情や愛情をファインダーの向こうで覗いているのです。今の若い人に共感をもって観ていただけたらと思いますし、人生のベテランの方々も再生していく映画です。若い方にはご自身の感覚でご覧になって、私と同世代の方は高校時代を思い出しながらこの映画を観ていただけたら有り難いです」。

そして、菅原監督は、「今日、映画の初日を迎えますが、製作は約3年。けれどこの映画を作りたい、作ろうと思って諦めずにいた“東川町”の方々は24年間映画化を待ちに待ってこの日を迎えました。高校生が戦う姿、諦めず挑戦する姿、そういう姿を通して、全国の人々に若者たちには希望と可能性があることを伝えられたらと。そして音楽にもこだわりました。高校生にエールをおくってくれる楽曲をつくれるのは大黒摩季さんしかいないと思い、休業中の彼女にアプローチして快諾いただきました。1曲をかくために3ヶ月もかけながら、真剣に作ってくれました」と音楽とのマッチングの素晴らしさの秘話を語った。

会場に「HAPPY BIRTHDAY」の内輪をもったお客さんを見つけた秋野が、「甲斐くん、二十歳になるのね!皆で歌いましょう」と音頭をとり、登壇者、観客、スタッフが一体となって主演の甲斐翔真へのバースデーソングを歌うと、甲斐は「この映画は、僕にとって大きな存在です。俳優をスタートさせた映画であり初主演映画です。二十歳になる年に初主演の映画が初日を迎えるという記念の作品です。この作品で夢を追いかける高校生を演じ、挑戦する楽しさや一歩踏み出す勇気を、観ていただく方々に感じていただけたらと思いますし、今この世界で生きている人々と年齢を問わず影響をうけあっていくことで、よりよい世界になるのではないかと感じさせてくれる作品だと思います。是非たくさんに人に観ていただきたいです!」と語った。

札幌と旭川の劇場を周り、最終舞台挨拶場所となったシネプレックス旭川では、写真甲子園が開催されている東川町長も参加し、東川町の子供たちによって花束もプレゼントされた。

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『写真甲子園 0.5秒の夏』
11月11日(土)より北海道先行公開、11月18日(土)より全国順次公開
監督・脚本:菅原浩志
出演:笠菜月 白波瀬海来 中田青渚 甲斐翔真 萩原利久 中川梨花 河相我聞 緒形幹太 平祐奈 中西良太 金山一彦 小柳友貴美 宮崎秋人 北見敏之 立木義浩 竹田津実 千葉真一 秋野暢子
主題歌:大黒摩季「latitude ~明日が来るから~」(ビーイング)
挿入歌:大黒摩季 with Booooze「Zoom Up★」(ビーイング)
配給:BS-TBS

STORY  「写真甲子園に行くのに、楽しいことなんかひとつもあらへん。でもな、行ったらほんま人生変わるで」熱く語る大阪、関西学園写真部の顧問、久華栄子(秋野暢子)。写真部員の尾山夢叶(笠菜月)、山本さくら(白波瀬海来)、そして伊藤未来(中田青渚)の3人は、高校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」に出場し、「挑戦した人だけが見える世界」を体験したいと願っていた。一方、東京の進学校である桜ヶ丘学園3年生の椿山翔太(甲斐翔真)は、たったひとりの写真部員。大学進学に写真は役に立たないと他の部員は辞め、廊下の隅で活動している状態だった。受験勉強に専念するよう執拗に校長(緒形幹太)に反対されながらも、今年の夏が最後のチャンスとなる写真甲子園に、翔太はどうしても出場したいと思っていた。唯一の理解者は、写真部顧問、高島晃(河相我聞)だけ。しかし、写真甲子園は3人がひとチーム。翔太は、受験勉強に必死な幼なじみの中野大輝(萩原利久)と、ボランティア部に所属している後輩の霧島絢香(中川梨花)に頼み込み、なんとかチームを結成する。

「写真甲子園」は、年に一度、夏の北海道東川町で開催され、全国から毎年500校以上の応募があり、その中から初戦、ブロック別審査会を勝ち抜いた精鋭18校のみが本戦に参加できる。選抜18校が東川町に集結し、遂に全国高校写真部の頂点を争う熱き戦いの幕が切って落とされた。大会中、夢叶や翔太のチームを次々と襲うトラブル。挫折や葛藤に心折れそうになったときに気づく仲間との絆。青春のすべてを賭けて必死にシャッターを切る選手たちは、「挑戦した人だけが見える世界」を目にすることができるのか、そして高校写真部日本一の行方は…。

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