大正浪漫少女漫画の金字塔「はいからさんが通る」を、新作劇場アニメーションとして21世紀に甦らせた『はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』が11月11日（土）公開。同日、東京・新宿ピカデリーで本作の初日舞台挨拶が行なわれ、早見沙織、櫻井孝宏、梶裕貴の豪華キャスト3名が登壇。さらに、宮野真守からビデオメッセージも到着した。
本作の主人公、花村紅緒役を演じた早見沙織。自身の役の印象的なシーンを聞かれると、「少尉と一緒にオペラを鑑賞するシーン。3秒に1回くらい気持ちが切り替わるので、テンポが良くて爽快だった」とコメント。続けて、紅緒の幼なじみである藤枝蘭丸役を演じた梶裕貴は、「紅緒さんに対する真っ直ぐな愛情、見た目は可愛らしいけど一本スジの通ったところは大事だと思った。蘭丸はいい子だなと思っていただけるような芝居を目指した」と語った。
紅緒が入社した出版社の社長・青江冬星役を演じた櫻井孝宏は、「青江冬星の登場で物語に広がりが。今後、何かあるのかな？と感じさせるキャラクター」とコメントしつつ、キャラの特徴である髪の毛についても言及。すると早見が「後ろ髪がたなびいてますから！」、梶は「麗しいですねえ…」と語り、会場から笑いが起こった。
この流れで、紅緒の許婚であるイケメン陸軍少尉・伊集院忍役を演じた宮野真守からのビデオメッセージが公開された。宮野は「本日はそちらにお伺いできず、本当に残念。いよいよ公開になった本作を多くの方に観ていただき、とても嬉しく思っております」と挨拶。続けて「僕は最初に紅緒に会った時に、『はいからさん』っていうセリフが好きで忘れられません」と、印象的なシーンについてもコメントした。最後に、原作者・大和和紀からの手紙がMCによって代読され、キャストたちは感慨深けに心温まる言葉を噛み締めていた。
『劇場版 はいからさんが通る 前編 ～紅緒、花の17歳～』
前編監督・脚本：古橋一浩
原作：大和和紀「はいからさんが通る」（講談社ＫＣＤＸデザート）
声の出演：早見沙織 宮野真守 櫻井孝宏 中井和哉 梶裕貴 瀬戸麻沙美
主題歌：「夢の果てまで」（歌：早見沙織 作詞・作曲：竹内まりや 編曲：増田武史）
製作：劇場版「はいからさんが通る」製作委員会
配給：ワーナー・ブラザース映画
STORY いつだって 大キライは恋のはじまり。時は大正。女学校に通う17歳の花村紅緒は、いつも明るくケンカっ早いところのあるじゃじゃ馬娘。親友の環とともに楽しい学園生活を送り、恋も結婚相手も自分で選びたいと思っている。そんなはいから娘が出会ったのは、笑い上戸なイケメン、伊集院忍少尉。実は彼が祖父母の時代から決められていた許婚であることを知った紅緒は、それに反発。愛のない結婚を阻止しようと奮闘して騒動を巻き起こすが、少しずつ少尉に心惹かれていく。
(C)大和和紀・講談社／劇場版「はいからさんが通る」製作委員会
