トミー・リー・ジョーンズ、永瀬正敏らが登壇! 第30回東京国際映画祭コンペティション国際審査委員&受賞者記者会見レポート

11月3日に閉幕した第30回東京国際映画祭、クロージングセレモニー後、コンペティション国際審査委員&受賞者記者会見が行われた。コンペティション国際審査委員である、トミー・リー・ジョーンズ審査委員長、レザ・ミルキャリミ、マルタン・プロヴォ、ヴィッキー・チャオ(趙薇)、永瀬正敏らが登壇した。

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<コンペティション国際審査委員総評>
トミー・リー・ジョーンズ審査委員長
「まるで一本の映画を撮り終えた後の打ち上げに参加している気分です。この映画祭期間中、映画作りと同様でみんなで一緒に仕事をして、それが終わった今は、友達も作れてとても良い経験となりました。またどこかの映画祭でばったりお目にかかれると思いますが、今はただただ嬉しいです」

レザ・ミルキャリミ
「トミー・リー・ジョーンズさんと同じ気持ちで、良き友達を見つけられてとても嬉しいです。これからも素晴らしい作品を観られる事を期待しています。映画祭に出るチャンスのある映画は全て受賞する可能性のある立場だと思います。皆素晴らしい映画で審査する事はとても難しく、審査委員それぞれの好みや意見がある中、意見を合わせるのは困難なことが多いです。いつも100パーセント合意する事は難しいが、今回はそれが出来たと思っています」

マルタン・プロヴォ
「本当に貴重でインパクトの強い経験となりました。他の映画祭にはない東京国際映画祭だからこその、素晴らしい審査委員をさせてもらいとても感謝しています。それぞれが現在の世界の状況を描写して、色んな不安が描かれていましたが、これから取り組むべきこともたくさんあるなと感じました。映画監督がそれを描写して問題提起をして人々の意識を高め、これから世の中が光と愛に溢れる方向に向いていければすごく嬉しいです」

ヴィッキー・チャオ(趙薇)
「この東京国際映画祭は非常に開かれた映画祭だと思います。どの作品にも我々審査委員に対してもとても良くしてくれて、良い作品を観ることができて嬉しく思います。5つの国の国際審査委員団で映画を観て、議論して、インスパイアし合うことが出来ました。このような機会を与えてくれた東京国際映画祭に感謝しています」

永瀬正敏
「25日のオープニングの日に審査委員長から、『1作観るごとに必ずミーティングをしよう』という提案がありましたが、それが本当に素晴らしい提案でした。他の映画祭の審査委員に聞くと、そんなことはまずないとのことです。映画を観てすぐに話し合うことで共通認識を持てて様々なアイデアを引き出すことが出来たことに感謝しています。この出逢いを生涯大事にしたいですし、他の審査委員の皆さんは監督で、僕は役者なので今後役者として起用してもらえるように頑張っていきたいです」