【またまたセクハラ騒動】『ラッシュアワー』のブレット・ラトナー監督による6人の女性へのセクハラ行為が発覚!ワーナー・ブラザースとの関係は解消へ

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The Hollywood Reporter

映画『ラッシュアワー』シリーズや『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の監督を務めたことで知られるブレット・ラトナーが、女優を含める6人の女性にセクハラ行為をしたことが明らかとなり、米ワーナー・ブラザースはラトナーとの関係を断ち切ったようだ。The Hollywood Reporterが伝えている。

ラトナーによる女性たちへのセクハラ疑惑はロサンゼルス・タイムズ紙によって報じられ、『X-MEN:アポカリプス』に出演したオリヴィア・マンや、ナターシャ・ヘンストリッジら女優を含める6人の女性がその被害を訴えた。

この件に関して、ラトナーは、「(セクハラ行為をしたという)申し立てがなされたことを考慮し、私は製作活動におけるワーナー・ブラザースとの直接の関係を絶ちたいと思います。私の個人的な問題が解決するまで、製作会社に対して何らかの悪影響を及ぼしたくはないです」とコメントしている。

ラトナーの弁護士は、ロサンゼルス・タイムズ紙に10ページにわたって掲載された女性たちによる全ての告発を否定し、「私は20年間に渡ってラトナー氏の代理人を務めていますが、これまで彼から性的な行為やハラスメント行為を受けたと主張する女性たちは一切いませんでした」と主張している。

ワーナー・ブラザースは声明文において、「私たちは、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた申し立てを把握し、状況を再確認しています」と発表し、ラトナーとのファーストルック契約(監督や製作会社の企画を配給会社が優先的に見ることができるという契約)を更新しないことを決定した。さらにラトナーは、ワーナー・ブラザースにある、自身の製作会社のラットパック・エンターテインメントの本部を失うと言われている。

また、ラトナーは、現在製作が進行しているワーナー作品のうち、プロデューサーとして参加している、ドナ・タートによるベストセラー小説が原作の映画『The Goldfinch ザ・ゴールドフィンチ』(原題)からも降板する予定だ。

ラトナーは、2013年にラットパック=デューン・エンターテインメントを設立するにあたって、4億5000万ドルの資金契約を締結した一人で、現在もその契約関係は続いている。当時、ラトナーは、ジェームズ・パッカーや現在の米国財務長官であるスティーヴン・マヌーチンと提携して会社を設立し、その投資者にはコーク兄弟やビル・ゲイツといった富豪もいたと言われている。