世界的ファッションデザイナーのトム・フォードが『シングルマン』以来、7年ぶりに監督を務めた最新作『ノクターナル・アニマルズ』が11月3日(金・祝)より、TOHOシネマズ シャンテほかで全国公開されるのに先立ち、主演エイミー・アダムスのインタビュー動画が到着した。
エイミー・アダムスは、今年公開の『メッセージ』が大ヒットを記録し、これまでにも『アメリカン・ハッスル』や『ビッグ・アイズ』などのヒット作品に相次いで主演する引く手あまたの実力派女優。さらにエイミーと言えば”プリンセス・エイミー”の愛称で親しまれ、実写版ディズニーのミュージカル映画『魔法にかけられて』でリアルプリンセスを演じるほど、その愛嬌のある大きな青い瞳と整った顔立ちが印象的だ。そんな彼女の主演最新作『ノクターナル・アニマルズ』では、一転して寝不足気味に濃いメイクで、笑顔を見せない高潔な女性を演じている。
インタビューでは、役柄からは想像つかない優しい笑顔で、お茶目な性格がにじみ出る。トム・フォード監督との初仕事について「最高だった」と語る彼女は、トムの細部にまでこだわる完璧主義な性格が本作を素晴らしい作品に仕上げていると指摘する一方で、もし自分の自宅にトムを招待するとなったら「絶対に呼べない。私の周りにあるものは全然美しくないし、家に来たらショックを受けるわ」と、笑いを誘う。そして共演したジェイク・ギレンホールとのケンカのシーンについて実の旦那さんと話し合ったそうで「変かもしれないけどジェイクと私はとてもいいケンカをしたの。夫がこう言ってた。“あれは恐ろしい。あのケンカ知ってるよ”“スクリーンで起きていることは恐ろしい”」と話す。実生活でも旦那さんと恐ろしいケンカをしているのか、と思わず想像してしまう。その他にも、劇中で着用した衣装で好きなものについて聞かれると「セリーヌの白いシャツが好きだけど、私はすぐコーヒーをこぼすから(実際に普段着るのは)無理ね」など、屈託なく話す姿が何ともキュートなエイミーだった。
『ノクターナル・アニマルズ』
2017年11月3日(金・祝)より、TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
監督:トム・フォード
出演:エイミー・アダムス ジェイク・ギレンホール マイケル・シャノン アーロン・テイラー=ジョンソン
アイラ・フィッシャー カール・グルスマン アーミー・ハマー ローラ・リンレー アンドレア・ライズブロー マイケル・シーン
配給:ビターズ・エンド パルコ
STORY アートギャラリーのオーナーとして成功をおさめ、経済的には恵まれながらも、夫との関係が上手くいかず満たされない日々を過ごすスーザン(エイミー・アダムス)。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか。
(c)Universal Pictures PhotocMerrick Morton/Universal Pictures Internationa