【アメリカの英雄】モーガン・フリーマンがアフリカ系アメリカ人初の米国国務長官、コリン・パウエルを描く伝記映画の主演に!

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▲左から、モーガン・フリーマン、コリン・パウエル、レジナルド・ハドリン監督

The Hollywood Reporter

モーガン・フリーマンが、アフリカ系アメリカ人初の元アメリカ合衆国国務長官、コリン・パウエルを描く伝記映画『Powell パウエル』(原題)で主演を務めることが決定した。The Hollywood Reporterが伝えている。

監督は、今月13日に全米で公開した、アフリカ系アメリカ人初の最高裁判所判事のサーグッド・マーシャルを描く伝記映画『Marshall マーシャル』(原題)のメガホンをとったレジナルド・ハドリンが務める。

脚本は、エド・ホイットワースが担当し、この脚本は2011年度のハリウッドの優れた脚本に贈られる「ブラックリスト賞」に選ばれている。本作では、ジョージ・W・ブッシュ政権でパウエルが国務長官に在任していた期間を描く。

製作には、フリーマンが設立した映画製作会社、リヴェレーションズ・エンターテイメントのロリ・マクレアリーらが参加する。

パウエルは、陸軍大将として活躍後、アフリカ系アメリカ人初の国務長官に就任し、2003年に勃発したイラク戦争時に在任していたことで知られている。パウエルは、当時のイラク大統領サダム・フセインが大量破壊兵器を保持していることを理由とした、米国のイラク介入には反対の立場であった。しかし、ホワイトハウス内の強硬派の声が強まり、パウエルが国連安全保障理事会にその証拠を提示してイラク戦争を招いた。その後、国連に提示された証拠は事実ではなかったとわかり、この件について、パウエルは自身のキャリアにおける最大の汚点であると語っている。

本作では、パウエルが国連安全保障理事会で演説する場面も描かれるようだ。

主演のフリーマンは製作総指揮も務め、過去にも、自身がネルソン・マンデラを演じた映画『インビクタス/負けざる者たち』やTVシリーズ『マダム・セクレタリー』、ドキュメンタリーシリーズ『The Story of Us With Morgan Freeman ザ・ストーリー・オブ・アス・ウィズ・モーガン・フリーマン』(原題)で製作総指揮を務めている。