「ネタバレしてもいいけど、いい感想だけがほしい」豊島区・高野区長も鷹の爪団メンバーに?“あの手この手を使って”集まった前代未聞の絶対にたどり着けないプレミア試写会レポート

その後、シネ・リーブル池袋で実施された試写会には、謎解きに成功した約80名に加え、敗者復活戦で勝利した約60名が参加。「監督、脚本、声優、そのほかなんでも屋のFROGMAN監督です」と紹介された監督が登壇すると大きな笑いと拍手に包まれた。

DCとコラボするきっかけについて、「いろいろなコンテンツに打診している中で、たまたまワーナー・ブラザースが興味を持ってくれた。だから“「鷹の爪」という日本で大人気の作品だ”と説明したんです。本当は“微妙な人気”だったんですけど…多少盛りました」と裏話が明かされた。「でもこの映画が大ヒットすれば真実になるから」と監督が語ると、参加者は納得の表情に。さらに、バットマンの過去を変えるために吉田くんたちがタイムスリップするシーンがとても受けていたことや、動かない画面でおなじみの鷹の爪だが、コンテと完成版がほとんど同じじゃないかと言われたことなど、製作過程でのアメリカとのやり取りも明かされた。ブラックジョークを駆使する鷹の爪シリーズだが、シナリオについてはほとんど大きな改変はなかったとのことで、「アメリカでは通じないネタも、“これは日本人なら大爆笑するから”と、日本のワーナー・ブラザースの人たちも翻訳などいろいろと頑張ってくれたんだと思う」と語り、さらに事前にシナリオや予算表を公開する宣伝方法や、今回の試写会の開催方法など、シナリオ以外の部分で“Why?”と聞かれることが多かったとのこと。まさにキャッチコピーのとおりに“困惑のプロジェクト 無理やり実現”だったことが明らかになった。もしかしたらこの試写会も謎が難しすぎて参加者が1人とかだったらどうしようかと思った、と不安を抱えていた監督。しかし、実際は多くの参加者が(あの手この手を使って)集まったことに安堵していた。

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最後に、豊島区の高野之夫区長も登壇。今回豊島区にオファーしたことについて、「高野区長のタカノという名前を見て、鷹の爪団に入れるんじゃないかと思ったのがきっかけです。本編にも大きな爪跡を残しています」と今回のコラボの理由が初めて明かされ、さらに高野区長が「今日は豊島区の宣伝部長としてやってきました、鷹の爪団の高野です」とあいさつすると会場からは大きな笑いが。本編にも高野区長が描いた背景が使用されているとのことで、その絵を収めた額が監督からプレゼントされた。

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最後に、監督から「今回は、これまででいちばん製作期間もお金もかかっていますが、その分鷹の爪史上最も自信を持ってお届けできる作品に仕上がっています。後半は見たこともない映像が出てきます」と見どころを語り、「ネタバレしてしまっていいけど、いい感想だけをハッシュタグをつけてSNSで投稿して」というお願いが。さらに、それらの投稿すべてに返信するということも宣言され、観客から「おお~!」という声も上がり、試写会は大いに盛り上がって終了した。

『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』
2017年10月21(土)より、新宿ピカデリーほかロードショー
監督・脚本・原案:FROGMAN
声の出演:山田孝之 知英 安田顕 鈴村健一 松本梨香 浪川大輔 中井和哉 高木渉
配給:ワーナー・ブラザース映画

STORY ジョーカー率いるヴィラン達が日本を急襲!その狙いは、鷹の爪団の秘密兵器を奪い、悪用すること。いち早く危機を察知したジャスティス・リーグは東京に集結し、鷹の爪団と合流するが、その中にバットマンの姿はない。なんと彼は、ジャスティス・リーグを脱退していた!しかし、鷹の爪映画の最大の弱点は予算。莫大なキャラクター使用料とハイクオリティなアニメーション作画を要するジャスティス・リーグは、大富豪であるバットマンの資金援助なしでは満足にアクションを披露できず、ザコすら倒せない!果たして鷹の爪団とジャスティス・リーグは、自宅に引きこもっているバットマンを呼び戻せるのか? そして、ジョーカーの野望を打ち砕くことはできるのか!?

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