映画『ブレードランナー 2049』に出演するジャレッド・レトが、雑誌「プレイボーイ」の創刊者で、9月27日に91歳で死去したヒュー・ヘフナーの伝記映画で主演を務めることが決定した。The Hollywood Reporterが伝えている。
本作の監督は、映画『ラッシュアワー』シリーズで知られるブレット・ラトナーが務める。ラトナーは、「ジャレッドは昔からの友人だ。彼は、僕がヘフナーの映画を製作する権利を持っていると知ると、『ヘフナーを演じたい。彼を理解したいんだ』と言ったんだ。ジャレッドなら見事に演じてくれると心から信じている。彼は今現在、最も優れている俳優の一人だ」とコメントした。
製作は初期段階で、現在はラトナーの製作会社であるラットパック・エンターテインメントが進行しているが、このプロジェクトは2007年から計画されており、当初はユニバーサル・ピクチャーズとイマジン・エンターテインメントのもとで行われ、ロバート・ダウニーJr.がヘフナーを演じる予定であった。
その後、『オーシャンズ11』などをプロデュースしたジェイン・ワイントローブが製作権利を獲得し、ワーナー・ブラザースが製作を進めていたが、ワイントローブが2015年に死去したため、ラトナーに製作権利が渡った。ラトナーは、「僕の目標は、ある出来事を映画に記録することだ」と述べていた。
今年4月に、ラトナーは、Amazonオリジナルシリーズ『American Playboy：The Hugh Hefner Story アメリカン・プレイボーイ：ヒュー・ヘフナー・ストーリー』（原題）のプレミアにレトを招待した。このイベントは、プレイボーイ・マンションで行われ、ヘフナーの91歳の誕生日パーティも兼ねたものであった。
ラトナーは、ヘフナーにレトを紹介したいと思っていたようだが、ヘフナーは体調が優れず、イベントを欠席した。しかし、ラトナーは気にしていない様子で、「ヘフナーについて知る機会としては十分だ。ジャレッドは好きなだけ多くの情報を得ることができるだろう」と述べていた。
▲プレイボーイ・マンションでのブレット・ラトナーとジャレッド・レト
ラトナーは、1960年代後半に放送された、ヘフナーがホストを務めたトークショー『Playboy After Dark』（原題）のリメイク版の製作も計画している。レトが出演する最新作『ブレードランナー 2049』は10月27日に日本で公開予定だ。
