ブリー・ラーソン、マーベル映画『キャプテン・マーベル』への出演に数か月間悩んだと明かす

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Entertainment Weekly

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画『キャプテン・マーベル』(原題)で主人公を演じるブリー・ラーソンは、スーパーヒーロー映画に出演するという決断までに数か月間かかったことを明かした。Entertainment Weeklyが伝えている。

ラーソンは、最近のインタビューで、『キャプテン・マーベル』への出演について、「この映画に出演するかしないか、数か月間考えていた。そして、これは壮大なスケールの作品を作り上げる可能性を秘めたチャンスだと気づいたの。生きていくなかで大切なものを失うかもしれないけど、この映画はそれだけの価値があると思う」と語った。

本作は、MCUシリーズの第1作である映画『アイアンマン』よりも過去の出来事を描き、ラーソンは主人公のキャロル・ダンバース(キャプテン・マーベル)を演じる。MCUシリーズに何度か登場した、サミュエル・L・ジャクソン演じるS.H.I.E.L.D.の司令官、ニック・フューリーも、左目を失う前の姿で登場する。さらに、コミックスで描かれてきた富裕層に仕える異人種、スクラル人が登場することも明かされている。

原作のコミックでは、空軍とCIAのメンバーである主人公のキャロルが、異星種族であるクリー人のDNAと接合し、超人的な力と身体、飛行能力、両手からエネルギーを発することができる力を得る。マーベル・スタジオの代表であるケヴィン・ファイギは、キャプテン・マーベルについて、「これまで登場したキャラクターよりも、とてつもなく強いキャラクターである」と説明している。

ラーソンは、映画『ルーム』(2016)でアカデミー賞主演女優賞を受賞して一気に知名度を上げたが、自身のプライバシーを重視していると昨年のインタビューでは述べていた。「私の人生は『ルーム』と似ていると思わずにはいられない。小さな殻に閉じこもり、無名のままで人目につかないことを望んでいると同時に、自分の力を今まで以上に伸ばしたいと思っている」とラーソンは語っていた。

『キャプテン・マーベル』への出演を承諾したことについて、ラーソンは、「結局、この映画は私が大切に思う全てであるということを否定できなかった。革新的だし、重要な意味を持っていて、自分が成長できるシンボルでもある。若い女性たちの理解を深め、彼女たちに自信を与えることができたら、この決断は価値があるものだと本当に思っている。やってみせるわ」と力強く語った。

映画『キャプテン・マーベル』は、アンナ・ボーデンとライアン・フレックが監督を務め、2019年3月8日に全米で公開予定だ。