『スター・ウォーズ』ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、当初はハン・ソロが主人公だと思っていたと明かす

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Screen Rant

ジョージ・ルーカス監督の映画『スター・ウォーズ』シリーズで、ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルは、自身が演じたキャラクターはメインキャラクターではなく、ハリソン・フォードが演じたハン・ソロが主人公であると思っていたことを明かした。Screen Rantが伝えている。

キャスティングの際、俳優はオーディションのために演じるキャラクターの必要な情報を一部だけ得ることが多いが、脚本の全容を知ることはまずない。そのため、ハミルがわかっていたルーク役(本来の姓は“スターキラー”であった)の情報は一部のみで、どのようなキャラクターなのか全くわからなかったという。

ハミルの66歳の誕生日である9月25日に、『スター・ウォーズ』の公式サイトには、ハミルが『スター・ウォーズ』シリーズでルーク役として築いてきた自身のキャリアについて語っているインタビューが掲載された。ハミルは、当初、ハン・ソロの相棒を演じると思っていたと明かし、主人公を演じると初めてわかったのは、脚本のタイトルを見たときであったと述べている。

「自分が演じる役について最終的にわかったのは、製作サイドが脚本を送ってきたときだった。僕は、マリブのビーチにある、ベッドしかない部屋で一人暮らしをしていて、結婚する前の出来事だった。脚本を受け取って、腰を下ろして…あのとき、海に面して座っていた椅子は決して忘れないよ。ページをめくると、“ルーク・スターキラーの冒険 ホイルス銀河史より 冒険記その一:スター・ウォーズ(原題:The Adventures of Luke Starkiller, as Taken from the Journal of the Whills, Saga Number One: The Star Wars)”と書かれていた。そこで、僕が『ちょっと待って…』と思ったのは、オーディションをしたときに、ハリソンが主人公を演じると思っていたからだ。それで、『僕は彼の相棒を演じるんだよね?』と思いながら読み進めていった。『待って。僕はルーク・スターキラーの台詞を読んでいないか?こんなの間違っている』と思っていたけど、とにかく読んでいった。そこで思い浮かべてほしいのは、“遠い昔、はるか彼方の銀河系で…”という一文だ。頭の中であのオープニングクロールを読んでいる想像をしていたら正解だよ。一切無駄のない、模範的なストーリーテリングだ」とハミルはインタビューで語っている。

ルーク・スカイウォーカーは、映画史上最も印象的なキャラクターの一人となり、ハミルは新シリーズの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)で再びルーク役で復帰を果たした。

ハミルがルーク・スカイウォーカー役として再び出演するシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日に日本で公開予定だ。