ケイト・ウィンスレット、第二次世界大戦時に活躍した写真家のリー・ミラーの伝記映画の主演に決定!

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The Hollywood Reporter

映画『愛を読むひと』でオスカーを獲得したケイト・ウィンスレットが、アメリカ人写真家のリー・ミラーの伝記映画の主演に決定した。The Hollywood Reporterが伝えている。

写真家として雑誌「ヴォーグ」で活躍したミラーは、第二次世界大戦を主に記録し、ナチスの強制収容所とその実態を収めた写真を提供して世界の注目を集めた。

製作には、主演のウィンスレットのほか、『ウォルト・ディズニーの約束』を製作したホップスコッチ・フィーチャーズのトロイ・ラム、アンドリュー・マンソンが参加する。本作では、ミラーの息子、アントニー・ペンローズによる伝記「リー・ミラー 自分を愛したヴィーナス」(原題:The Lives of Lee Miller)に記録されているミラーの人生が描かれる。監督は未定で、撮影は2018年を予定している。

ミラーの息子であるペンローズは、「私の母の人生を伝えるため、ケイト・ウィンスレット、製作会社のeOne、ホップスコッチとともに仕事ができることを嬉しく思います。彼らには誠実さと真実を尊重する気持ちがあり、私と私の家族は絶対的な信頼を寄せています。また、私たちは自分たちの人生や生い立ちをあらゆる視点から描くことを可能にしました。この作品では、インタビューや個人的な文書、リー・ミラーの史料のほか、エディンバラにあるスコットランド美術館に保存されているものも一部含んだ、(ミラーと交際していた芸術家の)ローランド・ペンローズの史料も利用されます」とコメントしている。

本作のほかにも、戦時下で活躍した女性を描く映画の製作がいくつか決定している。今年の初めに、ロザムンド・パイクが映画『A Private War』(原題)で、2012年にシリアで死亡したアメリカ人ジャーナリストのメリー・コルビンを演じることが決定した。6月には、キャリー・マリガンが、映画『On the Other Side』(原題)でベトナム戦争中に23日間監禁されたオーストラリア人記者のケイト・ウェブを演じることが発表されている。