美しい3女優のウエディングシーン映像解禁!『エタニティ 永遠の花たちへ』

アジアを舞台にした『青いパパイヤの香り』『夏至』『ノルウェイの森』で知られるトラン・アン・ユン監督が、オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョらフランス女優を主演に迎えた初めての映画『エタニティ 永遠の花たちへ』。本作は、運命に生きる3人の女性たちを通して命が受け継がれていく様を描き、“生”の素晴らしさを感じさせる、大いなる人生讃歌の映画だ。この度、オドレイ、メラニー、ベレニスのそれぞれのウェディングシーンの映像が解禁となった。

エタニティ 永遠の花たちへ

ドレスは役柄が生きた時代、キャラクターに合わせてタイプが異なり、オドレイ演じるヴァランティーヌはレースの手袋をはめ、ベールにはリボンと花があしらわれ、首元まで覆われたドレスはトレーンを引きずる長さでクラシックな美しさ。

彼女の息子と恋愛結婚するメラニー演じるマチルドは、顔まで覆うベールに指先を出した手袋、花の刺繍をあしらった透け感のあるチュールのウェディングドレスはシューズが少しみえ、モダンな印象。

マチルドの親友で、許嫁と結婚するガブリエル(ベレニス)は、一見ティアラを載せているようにみえるベールと胸元は美しい首を強調するV字型のレースで彩られ、肌が透けてみえる繊細なレースで覆われた手首にはくるみぼたんが並び、新時代と旧時代の美しさがあわさったようなデザイン。ヴァランティーヌとマチルドはカトリック教会で結婚式をあげるシーンですが、ガブリエルは式を終えたのち初夜を迎える直前の初々しい場面だ。

ちなみに、隅々まで美学を追求することで知られるトラン・アン・ユン監督だが、ベレニス・ベジョは今回の撮影について「過剰な演技はしていないのに、何をやってもオーケーが出ない。しまいには「もう十分よ、ユン!私はモノじゃない人間よ。私の肘の角度にそんなにこだわりがあるのなら、アニメを撮ればいいわ。そうすれば全てをコントロールできるでしょうよ!」と私は叫んでたわ。それから私は落ち着いて、私の動きの全てを演出指導するようユンに求めたの。私のルーツはラテン(ブエノスアイレス生まれ)です。だからアジアが南アメリカに出くわしたりすれば、物事は爆発することになるのです!」と語っている。

本作の衣装デザインは、『潜水服は蝶の夢を見る』(’07)でアメリカ衣装デザイナー組合賞にノミネートされた経験を持つオリヴィエ・ベリオとともに、監督の妻であり、『青いパパイヤの香り』(’93)や『夏至』(’00)などでヒロインを務めた元女優のトラン・ヌー・イェン・ケーが手がけている。

『エタニティ 永遠の花たちへ』
9月30日(土)シネスイッチ銀座他にて全国順次ロードショー
監督:トラン・アン・ユン
出演:オドレイ・トトゥ メラニー・ロラン ベレニス・ベジョ ジェレミー・レニエ ピエール・ドゥラドンシャン
配給:キノフィルムズ 

STORY ヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)がジュールと結婚した理由は、19世紀末フランスの上流階級においては少し変わっていた。親が決めた婚約を自分で破棄したのだが、それでも諦めないジュールに初めて心を動かされたのだ。夫婦の愛は日に日に深まっていったが、病や戦争で子供たちを失ってしまう。そんなヴァランティーヌに再び喜びをくれたのは、無事に成長した息子のアンリと幼なじみのマチルド(メラニー・ロラン)の結婚だった。マチルドの従姉妹のガブリエル(ベレニス・ベジョ)と夫も頻繁に訪れるようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続く。だが、運命は忘れた頃に意外な形で動き始める──。

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