櫻井孝宏&小松未可子が登壇!『西遊記2~妖怪の逆襲~』公開記念舞台挨拶レポート

香港映画界で俳優・監督としてヒット作を連発するチャウ・シンチーが、2013年に発表した超話題作『西遊記~はじまりのはじまり~』待望の続編『西遊記2~妖怪の逆襲~』の公開記念舞台挨拶をTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催。本作の日本語吹替版を担当した、三蔵法師役の櫻井孝宏、小善役の小松未可子が登壇し、作品への思いやアフレコ時の裏話を語った。

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ゲスト2人が本作中で使用している「Gメン’75」のテーマをバックに登壇すると、櫻井は、「まさかこの曲で登場するとは…!」と感慨深い様子でコメント。前作『西遊記~はじまりのはじまり~』など、チャウ・シンチー作品をいくつか観ているという櫻井は、続編に自分が関わることができるとは思ってもおらず、オファーをもらった時はすぐに快諾したほど、この世界観に入れたことが嬉しいと長年の想いを述べた。小松は、「チャウ・シンチー作品は初挑戦ながらも、笑いや驚き、感動など気持ちが豊かになりました。キャラも俳優も個性的でいち観客としても楽しめました!」と、楽しげに感想を語った。

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作中の三蔵法師と小善がイチャつくシーンでは、実際採用されなかったものの、「あげぽよ」や「LINE交換しよう」などといったアドリブが飛び交い、台本を追うのが大変なほど全然違うものになったが、最終的に本作らしい仕上がりとなったと互いに自信をのぞかせた。「自分の演じたキャラ以外で魅力的なキャラは?」という質問に対し、印象的で突き抜けたキャラだった沙悟浄を挙げた櫻井。アフレコ前に沙悟浄登場シーンを繰り返し見ていたとも告白するも、次回作のオファーがあったら、やはり三蔵法師が良いと懇願。一方小松は、妖怪が変化するようなひと癖あるキャラクターの方が楽しいと、作中に登場する妖怪・蜘蛛女を挙げた。ほぼ満員の会場は終始笑いに包まれて、楽しいイベントとなった。

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▼櫻井孝宏
朝早い時間からご来場いただきありがとうございます。チャウ・シンチーとツイ・ハークという、自分の好きな監督の作品に関わることができて嬉しいです。本作はチャウ・シンチーならではのテイストがあって、新鮮な驚きの連続でした。

▼小松未可子
朝早くから足を運んでいただいてありがとうございます。本作は自分にとって、チャレンジがあったり闘志や欲が沸いた作品でした。吹き替え版を楽しんで頂いたあとは、オリジナルではどんなセリフになっているのか気になるんじゃないかと思います。字幕と吹き替えを見比べて堪能してほしい作品です!

西遊記2~妖怪の逆襲~

『西遊記2~妖怪の逆襲~』
2017年9月8日(金)よりTOHOシネマズ六本木ほか全国ロードショー
監督・製作:ツイ・ハーク
製作・脚本:チャウ・シンチー
出演:クリス・ウー ケニー・リン ヤオ・チェン リン・ユン スー・チー
配給:日活 東京テアトル

STORY 妖怪ハンターの三蔵法師(クリス・ウー)は、病を患いながらも孫悟空(ケニー・リン)、猪八戒(ヤン・イーウェイ)、沙悟浄(メンケ・バータル)たちと天竺に向かって貧乏旅を続けていた。山の中で見つけた一軒の豪邸に水を貰おうと立寄ると、そこは美女の女主人と女中たちが住んでいて、三蔵法師一行を歓待する。だが、その美女たちこそ人間を喰らう蜘蛛女たちだった。孫悟空の活躍で蜘蛛の妖怪たちを殲滅するものの、その荒っぽいやり方に三蔵法師は孫悟空を怒鳴り散らす。あまりにも理不尽な三蔵法師から逃げるために、孫悟空は彼を始末しようと企むが、如来神掌なる技を持ってると言う三蔵法師に結局は歯向かうことができなかった。そんな中、一行は比丘国に到着し、九宮真人(ヤオ・チェン)に迎えられたが、ここの国王は子供のように心のままに動くとんでもない国王だった。国王の機嫌を損ねた三蔵法師は孫悟空の力を借りるが、むしろ悪化させてしまい、窮地に陥ってしまう。