第29回東京国際映画祭 東京グランプリ、WOWOW 賞 W受賞の快挙!『ブルーム・オブ・イエスタデイ』ブサ可愛⽝、パグの“ガンジー”本編特別映像解禁!

9月30日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開のクリス・クラウス監督作品『ブルーム・オブ・イエスタディ』より、作中に登場するブサ可愛犬“ガンジー”の場面写真と、本編特別映像が解禁された。昨年の東京国際映画祭にて最高賞となる東京グランプリとWOWOW賞をW受賞するという快挙を成し遂げた本作。脇を固める名優(名犬?)にも注目だ。

「ブルーム」パグのガンジー1

ナチスの戦犯を祖父に持ち、ホロコーストの研究に人生を捧げるトトと、ナチスの犠牲者となった祖母を持ち、やはりホロコーストの研究に青春を捧げるザジ。スタートは真逆だが、同じ目標に向かう二人が、自分たちのルーツを探す旅を通して、人生を再発見する希望の物語。オープニングから畳みかけるようなユーモアと毒舌に、こんなシリアスなテーマで笑っていいのかと思わず不安を覚えるような、斬新なアプローチは驚きの連続!昨日咲いた花(ブルーム・オブ・イエスタディ)が、きっと明日を輝かせてくれる。破天荒な展開のその先に、すべての人間に、どんな傷でも癒せる、素晴らしい力があることを気付かせてくれる勇気の物語が誕生した。

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ホロコースト研究所のノルクス教授の愛犬で、研究所の職員からも可愛がられているマスコット犬“ガンジー”。突然の発作で急死をしてしまうノルクス教授の代わりに、妻が獣医でもある、研究員のトト(ラース・アイディンガー)がガンジーの世話を引き受けることに。インターンとして研究所にやってくるザジ(アデル・エネル)を迎えに空港へ行く時もガンジーを連れて行く。ザジ「私ならこの子を安楽死させる」トト「ガンジーを?」「父は“ドイツの犬は安楽死だ”と。特にヒトラーの犬はね。なんだっけ」「シェパード」「それ シェパードは安楽死させろと」と、ガンジーを目の前にして早速、独自の思想を語るザジ。二人のなりゆきをいつも困った顔をして見つめるガンジーは、本作でどのような役割を担っているのか。

トトに扮するのは『パーソナル・ショッパー』などオリヴィエ・アサイヤス監督作品で知られるラース・アイディンガー。人生につまずきっぱなしの人間味に溢れた男を、情感をこめて演じた。ザジに扮するのは、セザール賞に4度ノミネートされ2度の受賞を果たしている、ダルデンヌ兄弟監督の『午後8時の訪問者』のアデル・エネル。フレッシュな組み合わせで魅せるヨーロッパの歴史とユーモアがつまった大人の物語となっている。

『ブルーム・オブ・イエスタデイ』
9月30日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督・脚本・プロデューサー:クリス・クラウス 
出演:ラース・アイディンガー アデル・エネル ヤン・ヨーゼフ・リーファース ハンナー・ヘルツシュプルング
配給:キノフィルムズ

STORY ナチスの戦犯を祖父に持つ男と、ユダヤ人女性が恋におちたら……。時は、現代。ナチスの戦犯を祖父に持ち、家族の罪と向き合うためにホロコーストの研究に人生を捧げる研究者のトト。そして、ナチスの犠牲者となったユダヤ人の祖母を持ち、親族の無念を晴らすために、やはりホロコーストの研究に青春を捧げるインターンのザジ。スタート地点は真逆だが、同じ目標のためにアウシュヴィッツ会議を企画することになった二人。人付き合いが苦手なトトは、フランスからやってきた“今どきの若い女性”のザジに激しく反発するが、彼女の型破りなユーモアにいつの間にか生きる力をもらう。やがて二人は、自分にない何かを求め合うように強く惹かれていく。

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