▲写真は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』より。
ディズニー主催のファン･イベント「D23エキスポ」において、マーベル映画『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』の映像が初公開され、ジョシュ・ブローリン演じるサノスの姿が明らかになった。サノスは2012年の映画『アベンジャーズ』のエンドクレジットで初登場している。Entertainment Weeklyが伝えている。
イベントに登場したマーベル・スタジオの代表であるケヴィン・ファイギは、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）の集大成的作品の紹介を始めた。「これまで登場したほとんどのヒーローたちが『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』に集結する。なぜかって？」と言ってプレゼンを開始すると、ブローリンを紹介し、「サノスは誰にも従うことはない」と説明した。
サノスを演じた感想を尋ねられたブローリンは、シンプルに「パワフルだった」と答えた。ファイギは「僕たちは1年を通して撮影していて、その半分の撮影が完了したところだ。昨日の深夜、大勢の人が（撮影場所である）アトランタに到着したから、みんなもうすぐここに来るはずだよ」と述べた。
その後、ファイギは、ヴィジョン役のポール・ベタニー、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセン、ドラックス役のデビッド・バウティスタ、ウォーマシン役のドン・チードル、マンティス役のポム・クレメンティーフ、ファルコン役のアンソニー・マッキー、ネビュラ役のカレン・ギラン、ウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタンを紹介。
次に、ファイギは「飛行機で到着しなかった人が一人いて、彼はクールな魔術を使ったんだ…紹介するよ。ドクター・ストレンジだ」と、ベネディクト・カンバーバッチを紹介した。
さらに、ファイギが「スパイダーマンがここにぶら下がっていたら、僕はもっとオタクになってしまうよ」と言うと、トム・ホランドが登場し、「ここにいないのは、王だ。ワカンダの国王、ブラックパンサー」と言うと、チャドウィック・ボーズマンが登場した。「ハルクも来ているよ」と言って、ファイギはマーク・ラファロを紹介した後、「撮影現場から友人も連れてきているよね？」と言って、ソー役のクリス・ヘムズワースを紹介した。最後に、ファイギが「全ての始まりの男」と紹介し、ロバート・ダウニーJr.が登場。ダウニーJr.は「この作品を全て、『アイアンマン2』に登場したスタンズドーナツ（ドーナツショップ）で撮影したなんて考えがたいよね」とジョークを飛ばした。
ダウニーJr.が「さあ早く、映像を見よう！」と言ってファイギに促し、ファイギは本作の監督であるジョー・ルッソとアンソニー・ルッソの兄弟を紹介した。マーベル・スタジオの過去の作品の映像が流れ、ルッソは「マーベルがこのキャラクターたちと歩んできた全てのストーリーについて考えてみてほしい」と述べた。
そしてサプライズとして、『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』の映像が一部披露された。この映像は一般には公開されていないが、以下のようになっているようだ。
まず、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の世界が登場し、宇宙で惑星のような巨大なものが現れて消える。クリス・プラット演じるスター・ロードが「みんな、ここが危険だということを忘れるな。手加減はなしだ」と仲間たちに忠告する。すると突然、ヘムズワース演じるソーが現れ、ロケットが「そいつを片付けろ！」と叫ぶ。スター・ロードらがソーを船内に連れ込み、マンティスが回復させると、「君たちは一体誰だ？」とソーが彼らに尋ねる。
次のシーンでは、トム・ヒドルストン演じるロキがサノスと思われる人物にキューブを差し出しており、映像が切り替わると、バスの中で本を読んでいたトム・ホランド演じるスパイダーマンがある気配を感じてスーツで現れる。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ブラックパンサー、ドクター・ストレンジが次々と登場した後、サノスが「宇宙のバランスが維持されているとき、人が思うほど面白くはない。しかし、これは…面白くなりそうだ」と言う。「命を懸けて戦い、敗北することがどういうものかを私は知っている。しかし、失敗に終わるというのも同じことだ」とサノスは続け、涙を浮かべて懇願するスパイダーマンが映し出される。サノスは「逃げろ。ただし、運命からは逃れられない」と言う。
コミックの「インフィニティ・ガントレット」では、サノスはすでに驚異的な力を持つ2つのストーンを手に入れている（そのストーンは映画でも描かれており、一つは2011年の『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』で、もう一つは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で登場している）。
サノスは荒廃した世界に現れ、アベンジャーズとの戦いを経て世界を終末へと向かわせるのか。
マーベル映画『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日に日本公開予定だ。
