【フランス映画祭2017】『昼顔』『シェルブールの雨傘』にジャン・ギャバン。北野武監督のフランス映画愛が止まらない

6月22日(木)から25日(日)までの4日間、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇で開催される「フランス映画祭2017」のオープニングセレモニーに、『The Midwife(英題)』の主演女優カトリーヌ・ドヌーヴとマルタン・プロヴォ監督、『ELLE エル』の主演女優イザベル・ユペールとポール・ヴァーホーヴェン監督、『あさがくるまえに』のカテル・キレヴェレ監督、『セザンヌと過ごした時間』のダニエル・トンプソン監督、『夜明けの祈り』の主演女優ルー・ドゥ・ラージュとアンヌ・フォンテーヌ監督、『パリは今夜も開演中』のエドゥアール・ベール監督、『エタニティ 永遠の花たちへ』のトラン・アン・ユン監督、ユニフランス代表のイザベル・ジョルダーノと同会長のジャン=ポール・サロメ、そしてフランス映画祭2017親善大使の北野武監督が登壇した。

↑カトリーヌ・ドヌーヴ
↑カトリーヌ・ドヌーヴ
↑『ELLE エル』のイザベル・ユペールとポール・ヴァーホーヴェン監督
↑『ELLE エル』のイザベル・ユペールとポール・ヴァーホーヴェン監督

親善大使としてコメントを求められた北野監督は「どうも遅れましてすいません。安倍晋三です。加計学園の問題でちょっとお金をもらったという話があって、『絶対もらってない』ということで逃げてきたんですが、会場を間違えまして、豊洲に行ってしまいました! そこでベンゼンが出たっていうんで、また『違う』って逃げまして、ようやくたどり着きました」と時事ネタを交えたギャグで挨拶。

↑北野武監督スピーチ
↑北野武監督スピーチ

通訳がフランス語に丁寧に訳してしまい、カトリーヌ・ドヌーヴやイザベル・ユペールがキョトンとするなか、照れる北野監督は「僕にとってはフランス映画はジャン・ギャバンに始まり、セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンが共演した『ガラスの墓標』、それからイザベル(・アジャーニ)さんとか、こちらにいらっしゃる大女優のカトリーヌ(・ドヌーヴ)さんの『昼顔』や『シェルブールの雨傘』。本当に影響を受けています。親子で楽しめる映画もいいんですけれども、映画というのは意外に、観ながら恋人同士や友達同士で語り合ってお互いの見方を確かめ合う役目があるものです。フランス映画は、そういったことをいちばん語りやすいと思います。大女優や大監督がそろって(フランス映画祭が)25回目を迎えられたことはおめでたいことですし、私もこの壇上であいさつできることは光栄に思っています。ありがとうございました」と真面目にフランス映画への深い愛情を語った。

↓右からエドゥアール・ベール、ルー・ドゥ・ラージュ、アンヌ・フォンテーヌ、サロメ会長、ポール・ヴァーホーヴェン、イザベル・ユペール、北野武、カトリーヌ・ドヌーヴ、マルタン・プロヴォ、ジョルダーノ代表、ダニエル・トンプソン、トラン・アン・ユン、カテル・キレヴェレ
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フランス映画祭2017
2017年6月22日(木)~25日(日)
会場:有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇
主催:ユニフランス
unifrance.jp/festival/2017/