谷崎潤一郎生誕140年を記念した映画プロジェクト「TANIZAKI Reimagined」の第1弾作品『JOTARO』が、5月15日(金)より公開される。このたび、本作の本予告映像とポスタービジュアルが解禁され、あわせて作品の全貌が明らかとなった。

本作は、谷崎潤一郎の短編小説「饒太郎」を原案に、現代へと再構築した長編映画。人間の内面に潜む欲望や倒錯を描いた原作の世界観をベースに、“美”と“悪”に執着する男の物語が描かれる。
解禁された本予告は、小説家・泉饒太郎(芳村宗治郎)が執筆に行き詰まり、「僕には刺激が足りないんだ…」と呟くシーンから始まる。編集者・松村英司(平野宏周)からの紹介で出会った写真家・貴島蘭子(行平あい佳)との関係にも満足できない饒太郎は、“美”と“悪”への歪んだ欲望を募らせていく。そんな彼の前に現れるのが、“パパ活で3000万円を騙し取った”過去を持つ美しき元犯罪者・海原杏奈(山﨑翠佳)。従順に振る舞う彼女に対し、「君、悪人でしょ?」と執拗に迫る饒太郎。やがて2人の関係は危うくエスカレートし、欲望と支配が交錯する濃密な関係へと発展していく。予告映像は、谷崎文学特有の官能と不穏さを現代的な映像表現で映し出し、衝撃的な結末を予感させる内容となっている。
あわせて解禁されたポスタービジュアルは、首輪を付けた饒太郎と、リードを手にする杏奈というインパクト抜群の構図。白と黒のコントラストがスタイリッシュな印象を与える一方、赤いスクリブルが画面を横切り、主人公の歪んだ欲望を強烈に表現している。コピー「僕の欲望を満たしてくれ――」が象徴するように、“愛と屈辱”“快楽と芸術”が入り混じる危険な関係性を視覚的に提示するビジュアルに仕上がっている。 
物語は、文藝賞受賞で華々しくデビューしたものの、その後は停滞し堕落した日々を送る小説家・饒太郎が、杏奈との出会いをきっかけに、自らの欲望へと深く沈んでいく姿を描く。彼女の内に潜む異様さに惹かれた饒太郎は、やがて自分でも制御できない領域へと足を踏み入れていく——。谷崎文学の持つ妖しさと人間の本質に迫るテーマを、現代的な解釈で映像化した意欲作となっている。
▼本予告
■作品情報
『JOTARO』
公開日:2026年5月15日(金)
公開館:シネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開
監督:山嵜晋平
出演:芳村宗治郎、山﨑翠佳、行平あい佳、渡邉多緒、白石優愛、平野宏周
原案:「饒太郎」谷崎潤一郎
©2026「JOTARO」パートナーズ

