映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』の公開を記念し、3月28日、都内劇場にて舞台挨拶が開催された。W主演の峯田和伸、若葉竜也をはじめ、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗、さらに脚本の宮藤官九郎、監督の田口トモロヲが登壇し、作品に込めた思いを語った。

本作は、1978年の音楽シーンを舞台に、インディーズカルチャーの誕生と若者たちの衝動を描いた青春音楽映画。スマートフォンもSNSも存在しない時代、自分たちの手で音楽を生み出し届けようとする“DIY精神”が、後のロック史に革命をもたらしていく姿を描く。
イベントでは、キャスト陣それぞれが印象的なコメントを披露。中でも会場を大きく揺さぶったのが仲野太賀のエピソードだ。仲野は「最近、胸が熱くなったこと」として、フリップに「若葉竜也」と記載。中学生時代からの友人である若葉との関係を振り返り、「家が近くて、毎晩チャリで20分かけて通って、一緒に音楽を聴いたり、弾き語りしたりしていた」と当時の思い出を語る。そして、本作の出演オファーを受けた際に若葉が共演と知り、「うわっ!こんなことあるんだ?」と震えるほど嬉しかったと明かした。
さらに仲野は、若葉の演技について「こんなに難しい役を自分のものにしていて、圧倒的にカッコいい」と称賛。言葉を詰まらせながら涙を流し、「変わらずに好きなものがあるって素敵だなと思った」と語る姿に、登壇者や観客も思わずもらい泣きする場面となった。
若葉もその想いを受け、「これは記事になるぞ…!」と会場を笑わせつつ、「夢を叶えてくれたスタッフや仲間に感謝したい」としみじみ語り、映画に込められた“つながり”の強さを印象づけた。
峯田和伸は、23年前に出演した『アイデン&ティティ』とのつながりに触れ、「この作品も、何年か後に“あの時あったから”と思ってもらえる映画になれば」と涙ながらに語る。また吉岡里帆は、DIY精神に共感し「ないものを自分で作り出す強さがこの作品の魅力」とコメント。間宮祥太朗も「過去の自分が報われたような感覚」と本作への特別な思いを明かした。
監督の田口トモロヲは「それぞれが自分の音を鳴らしてくれた」とキャストへ感謝を述べ、「あきらめずに作ってよかった」と語り、会場は大きな拍手に包まれた。









■作品情報
『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』
出演:峯田和伸、若葉竜也、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗 ほか
監督:田口トモロヲ
脚本:宮藤官九郎
原作:地引雄一
音楽:大友良英
エンディング曲:「宣戦布告」(峯田和伸/若葉竜也)
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2026映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会

