『ブレードランナー2049』ライアン・ゴズリングと、『スパイダーマン:ホームカミング』トム・ホランドらがヨーロッパのイベントで作品をアピール!

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↑『ブレードランナー2049』左からアナ・デ・アルマス、ライアン・ゴズリング、シルヴィア・フークス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督

The Hollywood Reporter

ソニー・ピクチャーズ主催の映画イベント「CineEurope」がスペインのバルセロナで開催され、『ブレードランナー2049』、『スパイダーマン:ホームカミング』、『Jumanji: Welcome to the Jungle ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』(原題)などの作品のプロモーションが行なわれた。The Hollywood Reporterが伝えている。

ライアン・ゴズリングは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画『ブレードランナー2049』を引っ提げ、本作で共演したアナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークスとともにイベントに登場した。『ブレードランナー2049』は、リドリー・スコットが監督した『ブレードランナー』の待望の続編となる。ゴズリングは、1982年に公開された『ブレードランナー』を14歳のときに初めて鑑賞したことを明かし、「それにはちゃんとした理由があるんだ。とても難解で、強烈で、頭から離れないほど衝撃的な映画だからね」と説明した。さらにゴズリングは、「子どもがあの映画を観ると答えよりも多くの疑問が残るけど、僕は違った。あの頃は僕なりにうまく解釈したんだ。一人のファンとして、(今回続編に参加することで)あの疑問の答えが見つかるかもしれないと思ったし、あの世界観にまた戻って、世界を探検して、物事がどれほど進化しているかを確かめられることに興奮したよ」と語った。ゴズリングは監督のヴィルヌーヴについて、“オリジナル作品にとても忠実である”が、作品に対して遠慮はしていないと述べた。

ヴィルヌーヴは続編を製作するにあたり、『ブレードランナー』に出演したハリソン・フォードに、まず自分を監督として認めてもらう必要があると思ったそうだ。ヴィルヌーヴは、「リドリー・スコットが続編を監督するとしたら、彼がまず初めにしたことはハリソンに続編への出演に興味があるかを尋ねることだったと思う。ハリソンがいないと映画の製作は不可能だからね。だから僕はハリソンに会って、この映画で僕が何をしたいのか話し合わなければならなかった。それで、ハリソンは僕が続編を監督することに快く応じてくれたんだ」と語った。ハリソンは今回のイベントに欠席したが、観客は『ブレードランナー2049』の舞台裏の特別映像を楽しんだ。『ブレードランナー2049』は10月27日に日本公開予定だ。

ソニー・ピクチャーズが配給する作品で、今年大ヒットが期待されているもう一つの映画『スパイダーマン:ホームカミング』は、新スパイダーマンに抜擢されたトム・ホランド、監督のジョン・ワッツ、国際マーケティングを担当するジョシュ・グリーンスタインが現われ、映画の冒頭13分を公開した。

ホランドは「今、自分の人生に何が起こっているのか全く信じられないよ。とてもうれしいよ」と述べたが、「とても満足しているけど、このプロモーションツアーが一番ハードな仕事かもしれないね。とても疲れているよ。家に帰って、愛犬を抱っこしたいな」と本音も語った。

一方で監督のワッツは、スパイダーマンが単独作品でマーベルの世界観に初めて加わったことが最も興奮したことの一つだと言う。ワッツは、「スパイダーマンはずっとそうなるべきだったんだ。スーパーヒーローのクレイジーな世界では、スパイダーマンは子どもたちの目線で描かれてきた。スパイダーマンが単独で製作されてきたこれまではね」と語った。『スパイダーマン:ホームカミング』は8月11日に日本公開予定だ。

イベントで紹介されたもう一つの作品は、1995年の『ジュマンジ』の続編『ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』だ。出演者のジャック・ブラックとニック・ジョナスが続編となる映画のプレゼンを行なった。ドウェイン・ジョンソン、ケヴィン・ハート、カレン・ギランらも出演する本作で、ブラックは前作の『ジュマンジ』で主演を務め、アラン・パリッシュ役を演じたロビン・ウィリアムズの死に弔意を表した。『ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』は全米で12月20日に公開予定だ。