生成AIは何でも答えてくれるのか――?「完全犯罪を成立させる方法を教えてください」その一行のプロンプトが、兄妹の運命を大きく動かしていく。2026年秋公開の映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』は、生成AIという現代的テーマを真正面から扱う完全オリジナルのサスペンス。主演に重岡大毅、共演に原菜乃華を迎え、兄妹役で初共演を果たす。本作は、対話型生成AIが日常に浸透した現代を舞台に、人間の選択とテクノロジーの危うい関係性を描く“生成される”新たな完全犯罪サスペンスだ。

妹からの一本の電話が、すべての始まりだった。「お兄ちゃん……どうしよう」妹・幸来(原菜乃華)のもとへ駆けつけた兄・初海航(重岡大毅)の目に飛び込んできたのは、部活顧問の教師の遺体。意図せず彼を死なせてしまった妹を守るため、航が選んだのは“ある問い”だった。「完全犯罪を成立させる方法を教えてください」生成AIにその言葉を打ち込んだ瞬間から、事態は予測不能な方向へ転がり始める。次々と発生する想定外の事態。深まる疑念と葛藤。AIが提示する“最適解”と、人間としての感情の間で揺れる兄妹。
彼らは本当に“完全犯罪”を成立させることができるのか――。本作は単なる犯罪サスペンスにとどまらない。生成AIがもたらす利便性と恐怖、そしてそれを使う“人間の覚悟”を描く、時代性の極めて強いエンターテインメント作品となっている。
原案・脚本・プロデュースを務めるのは、『ライアーゲーム』シリーズや『#マンホール』などを手掛けてきた岡田道尚。着想は2023年夏――「生成AIに完全犯罪を作らせたらどうなるか?」という一つの思いつきから始まったという。当初はテクニカルな側面に焦点を当てていたが、次第にテーマは“生成AIが人間に与える影響”へと深化。本作では、AIのメカニズム以上に、人間がそれをどう使うのかという倫理と感情の問題が物語の核心を成す。
監督は、第2回日本ホラー映画大賞受賞後、『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』で商業映画デビューを果たした近藤亮太。予測不能な展開と緊迫感ある演出で、新たな恐怖とスリルを創出する。
航は特別な能力を持つ人物ではない。妹思いの、ごく普通の青年だ。そんな彼が、妹を守るためにAIを頼り、犯罪計画を実行していく。つまり、本作の主人公は“人情味のある犯罪者”。そのリアリティこそが、本作最大の緊張感を生み出す。観客は航の視点で物語を体験しながら、「自分ならどうするのか」という問いを突きつけられることになるだろう。テクノロジーの進化が止まらない時代。だが、最後に選択するのは人間だ。本作は、スリリングな展開と同時に、私たち自身の未来を映し出す鏡となる。
■作品情報
タイトル:映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』
公開:2026年秋 全国公開
出演:重岡大毅、原菜乃華
原案・脚本・プロデュース:岡田道尚
監督:近藤亮太
配給:ギャガ
©映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』製作委員会

