映画『禍禍女(まがまがおんな)』と、J-WAVE Podcast「ゆりやんレトリィバァの最近どう?」のコラボによる公開収録イベントが原宿・ハラカドで開催された。ゆりやんレトリィバァの初監督作として世界22の映画祭で正式出品され、多数の賞を受賞している同作。その日本公開(2026年2月6日)を前に、監督本人と主演の南沙良が登壇し、熱量あふれるトークで会場を大いに沸かせた。


イベント冒頭からゆりやん監督はアクセル全開。自身の恋愛体験が作品の原点となっていることについて、「今まで好きだった人への気持ち、うまくいかなくて悔しかった思いを全部しゃべりました。映画祭で“メッセージは?”と聞かれるんですけど『メッセージはございません!!好きだった人や振ってくれた人への復讐です!!』と答えています(笑)」と満面の笑みで語り、会場からは大きな笑いと拍手が起こった。
さらに、「恋愛で悔しかったり悲しかった感情を全部『禍禍女』にぶつけたので、いまは本当にスッキリしてます!」と解放感たっぷりに話すゆりやん監督。試写には過去に自分をフッた相手も来場したそうで、「『皆さんのおかげでこの映画が誕生しました!いかがでしたか!?』って爽やかに聞けました」と、まさに“恋の浄化”が実現したことを明かした。
サプライズで呼び込まれた主演・南沙良は、イベントでもひときわ強い存在感を放った。「インする前に過去の恋バナを聞いて、ゆりやんさん自身が“禍禍女”なんだな、と感じました」と率直な印象を語ると、ゆりやん監督は客席を巻き込むように大笑い。
南は、主人公・上原早苗という“狂気を持った美大生”を演じたことについて、「演じている最中も実際に完成した映像を観ても、早苗がどんどん愛おしくなっていきました。人間の狂気的な部分がしっかり描かれていて、刺さりました」と深い余韻を述べた。すると監督は、「南さんは人には出せない内なる“禍禍しさ”が最高でした。唯一無二です!」と、主演への絶賛を惜しみなく送った。
本予告が初披露され、場内が騒然となる中で始まった公開収録。観客から寄せられた“禍禍しい恋のエピソード”を、ゆりやん監督がテンポよく“浄化”していく企画は大盛り上がり。恋の痛みと笑いが交錯する、作品さながらの熱気に包まれた一夜となった。この模様はJ-WAVE Podcastにて全3回に分けて配信される。
▼本予告
■作品情報
映画『禍禍女(まがまがおんな)』
2026年2月6日(金)全国公開
監督:ゆりやんレトリィバァ
脚本:内藤瑛亮
音楽:yonkey
企画・プロデュース:高橋大典
製作:紀伊宗之
プロデューサー:石塚紘太
出演:南沙良、前田旺志郎、アオイヤマダ、髙石あかり、九条ジョー、鈴木福、前原瑞樹、平田敦子、平原テツ、斎藤工、田中麗奈
©2026 K2 Pictures

