ゆりやんレトリィバァ初監督作『禍禍女(まがまがおんな)』が、アメリカ・ロサンゼルスの名門エジプシャンシアターでワールドプレミアを迎えた。Beyond Fest 2025の公式上映にて舞台挨拶とQ&Aが行われ、現地観客約500人が詰めかけた会場は、笑いと熱気に包まれた。
上映前、観客の大歓声に迎えられ登場したゆりやん監督は、「まず来てくれてありがとうございます!歴史あるエジプシャンシアターで上映できて最高です!」と感謝を述べ、さらに「楽しむ準備はできてる!?」と観客にコール。会場全体を一瞬にして盛り上げ、幕が上がった。
上映後のQ&Aでは、MCからの「通訳は必要ですか?」という紹介に対し、「地元民なんで通訳は大丈夫です!」と宣言し、観客を大爆笑させた。さらに質問が飛ぶと「やっぱり通訳を…」と切り返し、笑いをさらった。
映画監督を目指した経緯については、「子供の頃からの夢でした。お笑い大会で優勝したときに『次は何をしたい?』と聞かれ、『映画監督をやりたい』と答えたんです。その言葉をプロデューサーが見ていて声をかけてくれたことがきっかけでした」と真剣に語り、観客を引き込んだ。
後半には自ら客席に降り、観客に直接感想を尋ねる“乱入Q&A”を敢行。観客全体が爆笑と熱狂に包まれる、前代未聞の時間となった。
鑑賞後の観客からは、「彼女はマジで天才だ!こんな映画見たことがない」「愛を捉える視点が独創的で、クラシック映画からのインスピレーションもスマートだった」など、称賛が相次いだ。
ワールドプレミアからわずか2ヶ月で、カナダ・モントリオール国際映画祭、スペイン・シッチェス映画祭など20の映画祭に正式出品が決定。さらに第45回ハワイ国際映画祭では、新進映画芸術家賞「Halekulani Vanguard Award」を受賞する快挙も果たした。
■作品情報
タイトル:映画『禍禍女』
監督:ゆりやんレトリィバァ
公開日:2026年2月6日(金)全国公開
企画・プロデュース:髙橋大典(K2 Pictures)
配給:K2 Pictures
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