本土復帰を目前に控えた1972年の沖縄を舞台に、琉球警察×地元ギャング×アメリカが絡み合うクライムサスペンス『連続ドラマW 1972 渚の螢火』。このたび、劇中場面写真の解禁とともに、高橋一生、原作者・坂上泉のオフィシャルインタビューが到着。さらに、完成報告会の生配信も決定した。
解禁されたスチールは、琉球警察の特別対策室の緊迫した会議シーンや、現場での薬莢発見、米軍CIDの介入、そして街でくすぶる市民と米軍の摩擦、さらに100万ドル強奪事件の容疑者として浮かび上がる宮里ギャングなど、沖縄の複雑な状況を切り取ったカットの数々。高橋一生演じる真栄田、青木崇高演じる与那覇、沢村一樹演じる川平ら、個性的なキャラクターの姿も収められている。
本作で連続ドラマW初主演を務める高橋は、当初「実際の出来事が関わる作品には敬遠していた」と心境を吐露。しかし撮影を通じて「沖縄の人々の話を直接聞き、生々しい歴史の感覚を肌で感じられた」と振り返る。特に現地で耳にしたコザ暴動の実体験談に強い衝撃を受けたという。
主人公・真栄田については「自らのアイデンティティに揺らぎ続ける人間。どこか自分の経験と重なった」と語り、「沖縄の雰囲気や人々の感情の動きを感じてもらえる作品になっている」とメッセージを送った。
原作小説『渚の螢火』を書いた坂上泉は、「本土復帰の直前という異質な歴史を舞台に、複雑な支配/被支配の構造を描きたかった」と語る。また「沖縄のカラフルな風景や当時の“当たり前の生活”を盛り込みたかった」と作品へのこだわりを明かし、真栄田を中心とした“チーム戦”の人間ドラマに注目してほしいと強調した。
10月6日(月)午後6時より、LINE VOOMにて『連続ドラマW 1972 渚の螢火』の完成報告会が無料生配信されることが決定。高橋一生、青木崇高、平山秀幸監督が登壇予定で、ファン必見のトークが期待される。
■作品情報
タイトル:『連続ドラマW 1972 渚の螢火』
放送・配信:10月19日(日)スタート/毎週日曜 午後10:00(全5話・第1話無料放送)
出演:高橋一生、青木崇高、城田優、清島千楓、嘉島陸、佐久本宝、広田亮平、MAAKIII、北香那、Jeffrey Rowe、藤木志ぃさー、ベンガル、沢村一樹、小林薫
原作:坂上泉『渚の螢火』(双葉文庫刊)
監督:平山秀幸
脚本:常盤司郎、倉田健次
音楽:安川午朗
制作プロダクション:東北新社
製作著作:WOWOW