江戸川乱歩没後60周年を記念して製作された映画プロジェクト「RAMPO WORLD」。その第3弾として10月31日（金）より公開される『白昼夢』の本ポスターと本予告映像、さらに場面カットが一挙に解禁されました。

ポスターには、主人公・渡会（見津賢）が何かを覗き込む姿が大きく描かれています。その丸窓の奥には、階下に住む真柄夫妻（上脇結友・宮田佳典）の姿。妻・華恵がどこか不安げな表情を浮かべ、夢と現実が交錯するような妖艶さが漂うビジュアルに仕上がっています。

予告編は、渡会が階下の夫妻を覗き見る場面から始まります。穏やかに見えた日常はやがて夫・太郎の秘密によって歪み、渡会と華恵の関係が静かに狂気へと向かっていく…。
「白昼の悪夢か、それとも現実か――」という問いかけが観客を誘い込む、甘美で恐ろしい世界観を描き出しています。

主演の見津賢は「撮影を終えてもはっきりとした答えは出ませんでした。でもそれこそが乱歩の世界観」と語り、本作の危うさと不可解さに魅了されたことを明かしています。監督の山城達郎も「“白昼の悪夢か、現実か”を観客に問いかけたい」と語り、乱歩文学を現代的に再構築した意欲作であることを強調しました。

本作『白昼夢』は、2025年8月に開催された第21回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門に正式出品されたことも決定。国内外から注目を集める存在となっています。

▼本予告

■作品情報
『白昼夢』
公開：2025年10月31日（金）
監督：山城達郎
脚本：川﨑龍太
出演：見津賢、上脇結友、宮田佳典、ほたる、川瀬陽太 ほか
原案：江戸川乱歩「白昼夢」「湖畔亭事件」
製作：BBB／ニューセレクト
配給：アルバトロス・フィルム
2025年／日本／75分／ビスタ／R15＋

ストーリー：
塾講師の渡会には、人知れず「他人の素顔を覗き見ることで快感を得る」という病癖がありました。春、新しく階下に越してきた真柄夫妻の生活を覗き見続ける渡会。しかし、華恵が知らなかった夫・太郎の秘密を知ってしまったことで、渡会の日常は狂気へと傾いていきます。

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