村上春樹原作の名作短編集『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫刊)を原案に、井上剛監督が壮大なスケールで描く映画『アフター・ザ・クエイク』が、10月3日(金)より全国公開されます。このたび、30秒予告とメインビジュアルが解禁され、作品の幻想的かつ希望に満ちた世界観が明らかになりました。
予告映像は、謎めいたシルエットと東京の地下を歩く二人の姿から幕を開けます。1995年の小村(岡田将生)、2011年の順子(鳴海唯)、2020年の善也(渡辺大知)、2025年の片桐(佐藤浩市)と、異なる時代を生きる4人の主人公がそれぞれ不安を抱えながら登場。中でも「私ってからっぽなんだよね」と涙する順子のシーンは、深い孤独と葛藤を感じさせます。
さらに、片桐の前に突如現れる巨大な“かえるくん”(声:のん)が、「あなたの想像力次第で、世界はどんな風にもかえることができます」と語りかけると、冷蔵庫が揺れ、マグカップが箱に変わるなど、超現実的な映像が次々と展開。夢か現実か分からない不思議な世界に引き込まれる、印象的な予告となっています。
今回公開されたメインビジュアルでは、「明日を照らす物語が、私たちには必要だ」というコピーと共に、4人の主人公たちがそれぞれの時代を背負いながら登場。赤い廊下の先に続く未来を思わせる構図が印象的で、希望と再生を象徴するビジュアルとなっています。
▼30秒予告
■作品情報
タイトル:アフター・ザ・クエイク
原作:村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫刊)
監督:井上剛
脚本:大江崇允
音楽:大友良英
出演:岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市
橋本愛、唐田えりか、吹越満、黒崎煌代、黒川想矢、津田寛治、井川遥、渋川清彦、のん、錦戸亮、堤真一
公開日:2025年10月3日(金)より、テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
配給・宣伝:ビターズ・エンド
©2025 Chiaroscuro / NHK / NHKエンタープライズ