同性カップルの家族を追うドキュメンタリー映画『ふたりのまま』9月20日より公開決定!

同性婚が法的に認められていない日本において、それでも子どもを育てたい、育てている同性カップルの姿を丹念に描いたドキュメンタリー映画『ふたりのまま』が、2025年9月20日(土)より新宿K’s cinemaで公開されることが決定した。あわせてポスタービジュアルも解禁された。

本作は、10年以上にわたってLGBTQ当事者の子育て支援を行ってきた一般社団法人こどまっぷの共同代表であり、自らも同性パートナーと子育て中の長村さと子監督が、自身の活動の延長線上で製作したもの。出演する4組の同性カップルは、いずれも子どもと暮らしている、もしくは子どもを望んでいる家庭だ。

作品では、赤ちゃんを育てるために友人や両親と協力し合うカップル、ステップファミリーを築こうとするシングルマザーとそのパートナー、長年の不妊治療と向き合うカップル、そして成人を迎える娘と暮らすカップルなど、異なる形の「家族」を追いながら、子どもへの愛情や法制度への不安、社会からの偏見といった課題を掘り下げていく。

ポスタービジュアルは、顔が見えないイラストで構成され、「日本に存在するが“見えない”同性カップルファミリー」を象徴するデザイン。出演者は公にカミングアウトしていないが、それでも「子どもたちの未来に希望を灯したい」と劇場公開に踏み切った。

■映画『ふたりのまま』作品情報
タイトル:ふたりのまま
公開日:2025年9月20日(土)より新宿K’s cinemaにて公開
監督・撮影:長村さと子
編集:内田尭、長村さと子
尺:88分

©こどまっぷ