阿部サダヲ「愛菜ちゃんって呼んでいたのですが、いまや芦田さんですね(笑)」芦田愛菜と10年ぶりに共演!『はたらく細胞』予告編

シリーズ累計発行部数1,000万部を超える漫画を原作に、人間の体の中を舞台に繰り広げられる“世界最小の物語”を、永野芽郁=赤血球、佐藤健=白血球(好中球)のW主演で映画化する『はたらく細胞』が、12月13日より公開される。このほど、新キャストとして阿部サダヲと芦田愛菜の出演が発表され、予告編が披露された。

立派な赤血球になることを目指し体内の各器官に酸素を届けるため奮闘する、キュートな主人公の一人を演じるのは、永野芽郁。そんな赤血球と共に体内を守るもう一人の主人公が、外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除する細胞「白血球(好中球)」で、演じるのは佐藤健。“武闘派”なキャラクターとして、劇中では得意の華麗なアクションも披露する。

本作は、清水茜の「はたらく細胞」に加え、原田重光・初嘉屋一生・清水茜が手掛けたスピンオフ作品「はたらく細胞BLACK」の2作品が原作となり、シリーズ史上初となる“人間の世界”が映像で描かれる。新登場人物は、“不摂生にもほどがある父”漆崎茂(うるしざきしげる)、“健康優良な女子高生の娘”漆崎日胡(うるしざきにこ)という体内環境に明らかに差がある親子。異なる体内世界で、それぞれの細胞たちがはたらく様子と、その親子を中心とする人間世界のドラマも描かれる。

新キャストとして、人間の父娘役の阿部サダヲ&芦田愛菜の出演が決定。社会現象となった大ヒットドラマ「マルモのおきて」のスペシャル版「マルモのおきて スペシャル2014」以来、実に10年ぶりに父と娘として共演を果たした。久々の共演について、阿部は「娘役の芦田愛菜さんとは久しぶりの共演で、以前は「愛菜ちゃん」って呼んでいたのですが、いまや「芦田さん」ですね(笑) 以前とは全然違っていて、とても大人になった感じがしました。昔から演技もお喋りもお上手でしたが、今回共演して、改めて感心しました。どんどんスキルが上がっている俳優なんだなと、実感しました」とコメント。芦田は「阿部さんと久しぶりに共演することができて、とても嬉しかったです。掛け合いのシーンでは、本当の親子のような安心感の中でお芝居をさせていただけて、すごく楽しかったです」とお互いに再会を喜んだ。

武内英樹監督は、阿部のキャスティングについて「原作では体内のお話だけですが、映画では体の持ち主である、漆崎親子のドラマも描くことになり、不健康な父親をコミカルに演じていただける方、ということですぐに思い浮かんだのが阿部さんでした」と語り、芦田に関しては「不健康な父を気遣うしっかり者の高校生の娘役は、かねてからこんな娘がいたらいいなと思っていた芦田さんにオファーしました。また、10年ぶりに芦田さんと阿部さんが共演して、成熟した親子像を見られたら夢のようだ、とお二人とご一緒するのを楽しみにしていました」と、二人の共演を楽しみしていたと明かす。二人への演出について、「お二人のお芝居を演出していると、昔の関係性と今の関係性がオーバーラップして、本当の親子みたいで胸が熱くなりました。芦田さんは、等身大の女子高生らしさも、父親思いのしっかり者の日胡もリアリティをもって演じてくださり、阿部さんは、そんな娘の笑顔のために全力を尽す茂を、チャーミングに演じてくださいました。細胞たちの活躍だけでなく、漆崎親子のドラマにもご期待ください」と感想を語る。

予告編では、親子のいつもの朝の食卓から、日胡の体内の世界へとカメラが移動。赤血球、白血球(好中球)コンビが印象的なセリフと共に登場。そして最後のオチは、大きいほうが漏れそうな茂がトイレに駆け込むも、まさかの満室。茂の体内(肛門)に未曽有の危機が訪れる!?…という場面で幕を閉じる。阿部が「一番の見せ場だと思って力を入れました」と語るこの場面は、まさに武内監督ならではの大爆笑シーンとなっている。

『はたらく細胞』
2024年12月13日(金)公開
監督:武内英樹
原作:清水茜「はたらく細胞」 原田重光 初嘉屋一生 清水茜「はたらく細胞BLACK」
脚本:徳永友一
出演:永野芽郁 佐藤健 芦田愛菜 阿部サダヲ
配給:ワーナー・ブラザース映画

©清水茜/講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会