窪塚洋介「骨抜きにされた」ミセス妖艶・橋本マナミとのキスシーン話で“エロおやじ化”!?

窪塚洋介が18年ぶりの邦画長編映画に単独主演で挑む、人生を失いかけた男の人生逆転計画『Sin Clock』が、2月10日に公開初日を迎え、新宿ピカデリーにて行われた初日舞台挨拶にキャストの窪塚洋介、坂口涼太郎、橋本マナミ、そして牧賢治監督が登壇した。

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逆転エピソードを聞かれた窪塚は、「いろんなところでしゃべってて、またこの話かよって思うかもしれないですけど、過去に某マンションから落っこちて、フェンスに引っかかったんですよ。だからフェン介っていう名前にしようかと」と述べ、会場は爆笑。続けて「派手に復活できたら良かったんですけど、すごく地味な作業だったんですよね。ちょっとずつ自信を取り戻して。その時のやるせない気持ちが今回の役を演じる時に、すごく役に立った。土の中に埋めて、もう見ないようにしてたもんだったけど、なんでも芸の肥やしになるんだなと」と波乱万丈の人生を振り返り、「『沈黙 -サイレンス-』という映画で、マーティン・スコセッシ監督と一緒にお仕事することができたときに、一発逆転できたかな」と、感慨深い表情で語っていた。

「表現するときに大切にされていることは何ですか?」と聞かれた窪塚は、「これは一言でいうと、“無”」とし、「“台本を覚えて、忘れて行く”みたいな。あれしよう、これしようとかあるけど、それを超越したところでやんないと、その人がそこに生きてるように見えてこない気がして」と、独特な表現方法を明かした。

また、窪塚は初共演の橋本について「俺が言うまでもないですけど、ミセス妖艶。本当に素敵な方」とし、キスシーンもあったそうで「骨抜きにされた感じ」と本音。坂口から「エロおやじみたいな感想になってますけど大丈夫ですか?」とツッコまれると、窪塚は「ちょっと一杯飲んでいい?」と照れ笑いを浮かべていた。

『Sin Clock』
2023年2月10日(金) より、新宿ピカデリーほか公開
監督・脚本:牧賢治
エグゼクティブ・プロデューサー:藤田晋
出演:窪塚洋介 坂口涼太郎 葵揚 橋本マナミ 田丸麻紀 Jin Dogg 長田庄平 般若 藤井誠士 風太郎 螢雪次朗
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 社会からも家族からも見放されたタクシードライバー、高木。奇妙な偶然が呼び寄せた、巨額の黒いカネを手にするチャンス。鍵を握るのは一枚の絵画。高木はたった一夜での人生逆転を賭け、同僚らと絵画強奪計画を決行。だが、運命の夜はさらなる偶然の連鎖に翻弄され、男たちの思惑をはるかに超えた結末へと走り出していく。

©2022映画「Sin Clock」製作委員会