ドラマ「MIU404」や、映画『罪の声』など、社会派エンターテインメント作品を数多く手がける脚本家・野木亜紀子が、松岡茉優&宮本エリアナをW主演に迎えて描く新作オリジナルドラマ「連続ドラマW フェンス」が、3月19日よりWOWOWにて放送&配信される。このほど、本作に新垣結衣が特別出演することが決定し、併せて新垣よりコメントが寄せられた。
本作は、日本ドラマ史上初の肌の色の違う女性バディが、復帰50年を迎えた沖縄を舞台に性的暴行事件の真相を追うエンターテインメント・クライムサスペンス。
新垣はWOWOWに出演するのは本作が初めて。新垣はこれまでに、野木亜紀子脚本作である「空飛ぶ広報室」(13)、「掟上今日子の備忘録」(15)、「逃げるは恥だが役に立つ」(16)、「獣になれない私たち」(18)の4作品に出演。本作で5作品目の出演となる。
演じるのは、沖縄の精神科医・城間薫役。精神科医として日々の業務を行いながら、性暴力被害者の支援団体に協力し、登場人物たちに大きな変化を与えるという重要な役どころだ。今年は映画化決定が話題となっている『正欲(朝井リョウ原作)』の公開も控えるなど、活躍の場を広げている新垣。本作でもどのような演技を見せてくれるのか、必見だ。
■新垣結衣(城間薫役)コメント
このような題材で作品を作るのはとても難しく勇気のいることだと思いますが、私は台本を読んで、各々の立場が抱える息苦しさや辛い現実だけではなく、個人に対しての希望や愛情を感じました。沖縄の人たちが皆それぞれの思いで、はたまた自分でも気づかないうちに少しずつ分け合って持っているであろう漠然としたしこりのようなもの。目に見えないフェンス。今より多くの人に知ってもらい、皆さんのすぐそばにあるものとして何か感じてもらえたらいいなと思っています。
「連続ドラマW フェンス」
2023年春より、WOWOWにて放送・配信スタート(全5話)※第1話無料放送 ※無料トライアル実施中
脚本:野木亜紀子
監督:松本佳奈
出演:松岡茉優 宮本エリアナ 比嘉奈菜子 佐久本宝 志ぃさー 吉田妙子 新垣結衣
【ストーリー】 雑誌ライターのキーこと小松綺絵(松岡茉優)は、米兵による性的暴行事件の被害を訴えるブラックミックスの女性・大嶺桜(宮本エリアナ)を取材するために沖縄へ向かう。桜の供述には不審な点があり、事件の背景を探る必要があったのだ。米軍基地の門前町・通称コザを訪ね、桜の経営するカフェバーMOAIへ行き、観光客を装って接近。桜の祖母・大嶺ヨシ(吉田妙子)が沖縄戦体験者で平和運動に参加していることや、父親が米軍人であることを聞く。一方でキーは、都内のキャバクラで働いていた頃の客だった沖縄県警の警察官・伊佐兼史に会い、米軍犯罪捜査の厳しい現実を知る。やがて、沖縄の複雑な事情が絡み合った“ある真相”に辿り着く。キーが見つけた事件の真相とは?