「すべての出来事には意味がある」スティーヴン・スピルバーグの原体験『フェイブルマンズ』予告編

50年にわたるキャリアの中で、『ジョーズ』から『E.T.』、『ジュラシック・パーク』など史上最も愛され、変幻自在なフィルモグラフィを世界に送り出してきた巨匠スティーヴン・スピルバーグが、“映画監督”になる夢を叶えた自身の原体験を描いた最新作『フェイブルマンズ』が2023年3月3日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年(ガブリエル・ラベル『ザ・プレデター』『アメリカン・ジゴロ』シリーズ)が両親との葛藤や絆、そして様々な人々との出会いによって成長していきながら、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求める物語。

予告編は、暗がりの中、映写機から伸びた眩い光を両手で包み込む少年が、母(ミシェル・ウィリアムズ)から「映画は夢、決して忘れることのない」と、8ミリカメラを手渡される象徴的な映像で始まる。成長したサミー・フェイブルマン少年(ガブリエル・ラベル)が、家族や仲間たちとの日々を過ごす傍ら、サミーの夢を支える母と、その夢を“趣味” としか見做さない父(ポール・ダノ)との葛藤をも描き出す。その幾つかのシーンは、スピルバーグ監督自身のフィルモグラフィを思い起こさせる。ラストは「何が一番面白かった?」と尋ねる母と、初めて映画を観たサミーの夢見るような表情で終わり、まさに映画監督になる夢の“原体験”にふさわしい心を揺さぶる予告編映像に仕上がった。

ポスタービジュアルは、暗がりの映画スタジオに向かって1人の青年が歩く後ろ姿と、その先に浮かび上がる、サミーの子供時代からの大切な思い出が映し出され、「人生の出来事、そのひとつひとつが映画になった」というスピルバーグ監督の人生を彷彿とさせるキャッチコピーが添えられている。

『フェイブルマンズ』
2023年3月3日(金)より全国公開
監督・脚本:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー
配給:東宝東和

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