【オスカー発表間違い】フェイ・ダナウェイが初めて明かす:「あのとき、なぜエマ・ストーンの名前を確認しなかったのか」

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The Hollywood Reporter

フェイ・ダナウェイは月曜の夜、ニュース番組に出演し、オスカーで作品賞が『ムーンライト』ではなく『ラ・ラ・ランド』であると間違って発表された件について初めて語った。彼女はそのトラブルについて、「非常に罪深い」と感じていると述べた。The Hollywood Reporterが伝えている。

「確かにやってしまったわ。私はなぜカードにエマ・ストーンの名前が書いてあったのを確認しなかったのか」と、ダナウェイはステージで間違って受け取った「主演女優賞は『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン」と書かれたカードを見逃したことを悔やんだ。

ダナウェイは『俺たちに明日はない』で共演したウォーレン・ベイティと共に作品賞を発表し、「一緒に登壇して、最初はベイティのジョークだと思った」と述べた。

「ベイティはカードを取り出して何も言わなかったの」とダナウェイは続ける。「彼は固まって、私をじっと見つめて周囲を見渡した。そして、私は『いったいどうしたの』と言ったの。私は彼の冗談だと思って、本当に彼が時間稼ぎをしていると思ったの。ウォーレンはそんな感じだった。おそらく彼は特別な能力があって、人々を感動させるような間をつくっているんだって。それが彼の魅力でもあるしね」

ダナウェイはそのアクシデントで心を痛めているかと聞かれると、「もちろん。私は呆然としていたわけではないけど、完全に正気を失っていたわ。何があったかわかってもらえる?」と語った。

ベイティは先日、インタビューで一連の出来事は「カオス(混乱・混沌)」だったと語った。受賞作(者)が書かれたカードを管理する会計事務所は、ベイティとダナウェイが作品賞を過って『ラ・ラ・ランド』と発表する前に、ベイティに間違った封筒を手渡した。『ラ・ラ・ランド』のプロデューサーに、『ムーンライト』が正しい受賞作品であると訂正されるまで、『ラ・ラ・ランド』のキャストとスタッフはステージに登壇して受賞を祝っていた。

来年のアカデミー賞授賞式では、同じ会計事務所がカードを管理するが、封筒を配る担当者は替えられるようだ。