『愛がなんだ』『街の上で』の今泉力哉監督による、稲垣吾郎を主演に迎えた完全オリジナル作品『窓辺にて』が、11月4日より公開中。このほど、11月17日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて公開御礼・全国生中継つき舞台挨拶が行われ、キャストの稲垣吾郎、中村ゆり、そして今泉力哉監督が登壇した。
舞台に登場した稲垣は、「ちょうどこの映画の公開ぐらいの時に、まさかのタイミングで新型コロナウイルスに感染してしまったんですけれども、見ての通り元気になりましたので、本当にご心配とご迷惑をおかけしました」と集まったファンに挨拶した。
映画の反響について聞かれた稲垣は、ツイッターで「みなさんから温かい感想を楽しんだ」そうで、「僕も実際、映画館にも行きました」とコメント。「なんか不思議ですよね。自分がいるっていう感じで、当たり前ですけど。映画を観てくださってる皆さんの後頭部を見ながら、映画を観るのもすごく特別な時間だった」とし、「バレませんでした?」との質問には、「バレないですね。ちょっとフリーターみたいな雰囲気で、変装して行ったんで」と自虐気味に述べて会場を笑いに包んだ。
最近はMCの仕事が増えているという稲垣。「ラジオ番組でゲストの方とお話をしたりとか、作家さんと雑誌の対談をしたりとか、テレビ番組でも映画監督の方と対談っていう仕事も増えてきてるんで、すごく嬉しいですね」とコメント。続けて「昔はあまりそういうMCの仕事っていうのが今ほどなくて、どちらかというと、5人グループの一番端っこで大人しくしてて、前髪をいつも気にしていたちょっとミステリアスな感じだったんですけど、最近は意外とよくしゃべる(笑)」とコメントして集まったファンを喜ばせていた。
『窓辺にて』
2022年11月4日(金)より、全国公開
監督・脚本:今泉力哉
出演:稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ 若葉竜也 志田未来 倉悠貴 穂志もえか 佐々木詩音 斉藤陽一郎 松金よね子
配給:東京テアトル
【ストーリー】 フリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)は、編集者である妻・紗衣が担当している売れっ子小説家と浮気しているのを知っている。しかし、それを妻には言えずにいた。また、浮気を知った時に自分の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。ある日、とある文学賞の授賞式で出会った女子高生作家・久保留亜の受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれた市川は、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ねる。いるのであれば会わせてほしい、と…。
©2022「窓辺にて」製作委員会