宮沢りえ「あとでちょっと裏に来い」“迷惑MC”阿部サダヲを一刀両断!

『謝罪の王様』『舞妓 Haaaan!!!』の主演・阿部サダヲ、水田伸生監督が4度目のタッグで送るヒューマンストーリー『アイ・アム まきもと』が、9月30日より公開初日を迎えた。同日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて初日舞台挨拶イベントが行われ、キャストの阿部サダヲ、満島ひかり、松下洸平、坪倉由幸、宮沢りえ、そして水田伸生監督が登壇した。

初日を迎えた阿部は、セクシーな黒のドレスをまとった満島と宮沢に挟まれ、「女優さんってそうなっちゃうよね。いいですよね。かっこいいですね。初日っぽくて」と終始照れ笑い。そんな阿部は、本作の“ちょっと迷惑な男・牧村に翻弄される人々”にちなみ、早口のMCとしてキャスト陣を翻弄することに。それを聞いた阿部は、「ちょっと、待ってくださいよー」と“台本通り”に嫌がりつつも、MCとしてトークをスタートさせた。

阿部から「僕と共演してどうでしたか?」と聞かれた満島は、「阿部さんは、色も白いし、実態が見えないというか、どういう生物なのかずっと分からずに」いたそうだが、「実際にお話ししてみると、とても温かくてすごいハートフルで、一緒にいてすごく楽しくて。やっぱりすごく好きな俳優さんでした」と阿部を大絶賛。これには阿部も普通に照れていまし、「嬉しいなあ。そんなこと言ってくれると、もう少し話しましょうか?」と、もっと褒めて欲しそうな表情を浮かべた。

宮沢に質問する順番になると、阿部は「いつもお綺麗ですね」とデレデレ。「朝起きたら何をすんですか?」という阿部の唐突な質問に、宮沢は困惑しつつも「窓を開けてベランダに出ます…(笑)」と苦笑い。阿部が「御ぐしが短くなって」と宮沢のショートヘアについて指摘すると、宮沢は「ボブにしたくて」とコメント。阿部は「すごい似合ってる。とっても良いと思います。元祖ボブ」とまくし立てつつ、「あとで怒られるんですか?」と自虐気味な質問。これに宮沢はすぐさまのっかり、「あとでちょっと裏に来い(笑)」と“迷惑MC”を一刀両断し、会場を大爆笑に包んでいた。

『アイ・アム まきもと』
2022年9月30日(金) 全国公開
監督:水田伸生
原作:ウルベルト・パゾリーニ「STILL LIFE」
脚本:倉持裕
製作総指揮:ウィリアム・アイアトン 中沢敏明
出演:阿部サダヲ 満島ひかり 宇崎竜童 松下洸平 でんでん 松尾スズキ 坪倉由幸(我が家) 宮沢りえ 國村隼
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

【ストーリー】 小さな市役所に勤める牧本(阿部サダヲ)の仕事は、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」。故人の思いを大事にするあまり、つい警察のルールより自身のルールを優先して刑事・神代(松下洸平)に日々怒られている。ある日牧本は、身寄りなく亡くなった老人・蕪木(宇崎竜童)の部屋を訪れ、彼の娘と思しき少女の写真を発見する。一方、県庁からきた新任局長・小野口(坪倉由幸)が「おみおくり係」廃止を決定する。蕪木の一件が“最後の仕事”となった牧本は、写真の少女探しと、一人でも多くの参列者を葬儀に呼ぶため、わずかな手がかりを頼りに蕪木のかつての友人や知人を探し出し訪ねていく。工場で蕪木と同僚だった平光(松尾スズキ)、漁港で居酒屋を営む元恋人・みはる(宮沢りえ)、炭鉱で蕪木に命を救われたという槍田(國村隼)、一時期ともに生活したホームレス仲間、そして写真の少女で蕪木の娘・塔子(満島ひかり)。蕪木の人生を辿るうちに、牧本にも少しずつ変化が生じていく。そして、牧本の“最後のおみおくり”には、思いもしなかった奇跡が待っていた。

©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会