「アフタヌーン」にて連載され、星雲賞候補にもなった今井哲也による傑作SFジュブナイル漫画を劇場アニメ化する『ぼくらのよあけ』の公開日が10月21日に決定し、このほど、本予告編とキービジュアルがお披露目となった。併せて、主題歌が三浦大知の「いつしか」に決定した。
本作は、宇宙から来たという“未知なる存在”と出会った子どもたちのひと夏のSF冒険物語。西暦2049年、夏。阿佐ヶ谷団地に住んでいる小学4年生の沢渡悠真は、間もなく地球に大接近するという“SHIII・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。そんな時、沢渡家の人工知能搭載型家庭用オートボット・ナナコが未知の存在にハッキングされた。「二月の黎明号」と名乗る宇宙から来たその存在は、2022年に地球に降下した際、大気圏突入時のトラブルで故障、悠真たちが住む団地の1棟に擬態して休眠していたという。その夏、子供たちの極秘ミッションが始まった。
予告編では、二月の黎明号を宇宙に帰すことにより、ナナコの人格が消えてしまうという、悠真とナナコとの切ないストーリーが垣間見える。三浦大知が歌う「いつしか」の楽曲に乗せて、悠真ら子供たちの未知なる冒険、彼らの約束、大人が果たせなかった過去などが、壮大に、そして情緒的に映し出される。
映像で初披露された主題歌「いつしか」を歌う三浦は、「作品のストーリーにリンクしている部分もあり、子供時代の思い出を呼び起こすような、切なく、温かく、そして力強い曲になっていると思います。皆さんの記憶の欠片が、この曲と、作品と響きあう瞬間がきっとあります」とコメント。
キービジュアルは、星空を見上げる悠真、ナナコ、仲間の岸真悟、田所銀之介、河合花香の姿が描かれ、未知なる存在である二月の黎明号を宇宙に帰すことへの覚悟と高揚感が感じられる一枚となっている。
本作のムビチケは8月26日より発売開始。ムビチケカードの購入特典は、物語の舞台である2049年のカレンダーとなる。
■三浦大知(主題歌) コメント
オファーを受け、作品を読ませていただいたとき、宇宙のスペクタクル感だけでなく、日常との掛け合わせになっている独特な空気感が好きだと感じました。作詞作曲を手掛けてくださったNao’ymtさんも宇宙が好きで、なにか宇宙もので作品を一緒に作りたいねと話していたんです。それが今回叶いました。「いつしか」という楽曲は、作品のストーリーにリンクしている部分もあり、子供時代の思い出を呼び起こすような、切なく、温かく、そして力強い曲になっていると思います。皆さんの記憶の欠片が、この曲と、作品と響きあう瞬間がきっとあります。是非大切な人と一緒に、「いつしか」という楽曲と共に、「ぼくらのよあけ」を大きなスクリーンでご覧ください。
■エイベックス・ピクチャーズ 大胡寛二(作品音楽プロデューサー) コメント
三浦大知さんは、作品の題材である“宇宙”のイメージに沿った、壮大さや表現力、力強い歌声をもつアーティストだと感じていまして、まず作品のイメージを歌にして頂くのにピッタリだと。また本作は親子二世代にわたる物語なので、三浦さんの瑞々しく、響き渡る歌声が、大人から子供まで幅広く受け入れられると思いました。そういった理由で、ぜひ三浦さんに主題歌を歌って頂きたいと思いオファーさせて頂きました。
『ぼくらのよあけ』
2022年10月21日(金)より全国公開
監督:黒川智之
原作:今井哲也「ぼくらのよあけ」
脚本:佐藤大
主題歌:三浦大知「いつしか」
声の出演:杉咲花 悠木碧 藤原夏海 岡本信彦 水瀬いのり 戸松遥 花澤香菜 細谷佳正 津田健次郎 朴璐美
配給:ギャガ エイベックス・ピクチャーズ
【ストーリー】 西暦2049年、夏。阿佐ヶ谷団地に住んでいる小学4年生の沢渡悠真は、間もなく地球に大接近するという“SHIII・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。そんな時、沢渡家の人工知能搭載型家庭用オートボット・ナナコが未知の存在にハッキングされた。「二月の黎明号」と名乗る宇宙から来たその存在は、2022年に地球に降下した際、大気圏突入時のトラブルで故障、悠真たちが住む団地の1棟に擬態して休眠していたという。その夏、子供たちの極秘ミッションが始まった。
©今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会