『スター・ウォーズ』の40周年イベントでキャリー・フィッシャーへのトリビュート・ビデオを公開! ジョージ・ルーカスから追悼メッセージも

Entertainment Weekly

木曜日にフロリダ州オーランドで行なわれた『スター・ウォーズ』シリーズの40周年記念祝賀イベントは、昨年亡くなったキャリー・フィッシャーの追悼ビデオで幕を閉じた。そのビデオにはレイア・オーガナとしての彼女の人生が映し出され、今年の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のセットで、監督のライアン・ジョンソンと一緒に映る姿も見られた。Entertainment Weeklyが伝えている。

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↑最後の出演作となった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のセットで監督のライアン・ジョンソンと写るキャリー・フィッシャー

ビデオが上映される前に、フィッシャーの人生が、第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の監督であるジョージ・ルーカスや、ルーカス・フィルムの社長であるキャスリーン・ケネディ、フィッシャーの娘であるビリー・ラードによって語られた。

「彼女はあなたたちが彼女のすべてを受け入れたから、あなたたちのことを愛した」
第1作のレイア姫の白い衣装を思い出させるような白いドレスを着たラードはファンに向けて語った。「強い兵士であったと同時にもろい一面も持っていた彼女は、自分自身の持つ闇と戦っていた」

2015年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の際にも、母と共に登場していたラードはこう続けた。「彼女は自分が作り上げたこの素晴らしい役柄を愛していた。このレイア姫という名のフォースを」。彼女は彼女の母親から学んだ名言で話を終え、そこで1作目のレイア姫の映像が流れた。それは「助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなたは私の唯一の希望です」だった。

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↑キャリー・フィッシャーの娘のビリー・ラード

『スター・ウォーズ』祝賀イベントのオープニングで、ルーカスやオリジナルキャストのマーク・ハミル、ハリソン・フォード、ビリー・ディー・ウィリアムズ、アンソニー・ダニエルズ、ピーター・メイヒューらが作品を追想する場面で、フィッシャーの不在はとても強く感じられた。その日の司会者であり彼女と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で共演したワーウィック・デイヴィスは、「私たちの愛すべき姫を思い出さずに、この40周年を祝うことはできない」と語った。

「何度も言ってるけど、キャリー・フィッシャーはモダンな女性だった。彼女は男性に頼るような女性ではなく、彼女はヒーローだった」とルーカスは声を詰まらせながら聴衆に語った。「彼女はプリンセスで、議員であり、その役をとてもうまくこなしていた。何もかもをダメにしてしまう奴らもいる中で、彼女は自分自身をしっかり保つ必要があったんだ。彼女自身の戦争だったんだよ」

飛行機で心臓発作に襲われて急死したフィッシャーは、時々自分自身を「レイア姫の護衛」と呼んでいた。ルーカスは続けた。「彼女はそんな人物だった。とても賢くて、面白くて、大胆で、タフだった。彼女のような人物はめったにいない。10億人に一人の人物だ」

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↑フィッシャーへの追悼メッセージを贈るジョージ・ルーカスとキャスリーン・ケネディ

ルーカス・フィルムの社長のキャスリーン・ケネディも涙をこらえながら話した。「彼女のことは忘れられないでしょう。『フォースと共にあれ』というには若すぎる人々にさえも」

フィッシャーへのトリビュートが終わりにさしかかったとき、カーテンが上がり、ジョン・ウィリアムズとフルオーケストラが登場した。観衆が静かになると、ウィリアムズは指揮棒を振り上げ、フィッシャーへの追悼としてオーケストラが演奏を始めた。曲は、「レイア姫のテーマ」だった。