檀れい「18年続いた交響楽団を解散いたします」バラバラの楽団員は一つになれるか?『太陽とボレロ』予告編&ポスタービジュアル

水谷豊の監督第3作で、世界的指揮者・西本智実が初映画音楽監督、檀れいが初主演を務める『太陽とボレロ』が、6月3日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

ある地方都市のアマチュア交響楽団。主宰者である花村理子は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし、楽団の経営は苦しく必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる。

予告編は、楽団主宰者・花村理子(檀れい)の「18年続いた弥生交響楽団を解散いたします」という衝撃の一言から始まる。ある地方都市で18年間続くアマチュア交響楽団・弥生交響楽団の解散を決め、最後のコンサートを開くことを宣言する主宰者・理子。しかし、楽団メンバーは、一筋縄ではいかず、勝手に動き回り、衝突し、理子は翻弄されていく。バラバラの楽団員たちは果たして一つになれるのか?そして、ついに始まってしまったコンサート。最後の演奏になるはずなのに、舞台裏ではまだまだ何か様々な出来事が起こっていることを予感させるシーンが連続し、楽団員たちの人間ドラマへの期待感を煽る。果たして、この楽団に最高のフィナーレは迎えられるのか?

本映像の見どころは、主宰者・花村理子を翻弄する個性豊かな楽団員たちの、クセが強すぎるキャラクター。解散宣言をきっかけに対立し、バラバラになっていく弥生交響楽団員たち。田口浩正の泣き、原田龍二と河相我聞の喧嘩、六平直政、田中要次、高瀬哲朗の絶妙な3ショット、飛びかかる山中崇史、藤吉久美子、梅舟惟永、木越明らのクセ。そして、町田啓太と森マリアの関係も気になるポイント。物語のキーパーソンとなる、弥生交響楽団の指揮者・藤堂謙(水谷豊)の「信じてください、音楽は人々を幸せにする最高のマジックだということを…」というメッセージは、そんなバラバラの楽団員へ一体どのように響くのか?彼らが再び一つになるときはやってくるのか?そんな様々な出来事を受けとめる檀れいが見せる「決意」「優しさ」「苦悩」「感動」、魅力的な表情が垣間見え、最後の軽やかな回転からのガッツポーズまで、理子の魅力を体現する。さらに、映像ラストには、町田や森をはじめとする楽団員を演じるキャストの演奏シーンも。ほとんどのキャストが楽器に初挑戦ながらも、本作のために1年間に及ぶ練習を重ね、“全員吹き替えなし”でコンサートシーンに挑んだ。大きなコンサートホールでのフルオーケストラの演奏シーンはまさに圧巻。様々な想いをのせて奏でられるクラシックの名曲「ボレロ」は、まさに劇場の大きなスクリーンで体感すべき迫力。キャストの渾身の演奏にも注目だ。本映像のナレーションは、声優・大原さやかが担当した。

ポスタービジュアルには、爽やかな笑顔でこちらを誘う理子と、彼女を慕うように囲む登場人物たちの姿が収められる。背景になっているのは、物語の舞台である地方都市・弥生市(ロケ地は松本市)の風景。自然豊かな町・弥生市の中で、それぞれの担当楽器を演奏する楽団員たちの生き生きとした表情、そして清々しい風を感じられるような檀のチャーミングな笑顔が印象的だ。その中央には、「今日わたしたちは、解散をします。」という爽やかさとは相反するシリアスなコピーが。解散に向けて歩む弥生交響楽団の最後に、一体何が起こるのか?

『太陽とボレロ』
2022年6月3日(金) 全国公開
監督・脚本:水谷豊
音楽監督:西本智実
演奏:イルミナートフィルハーモニーオーケストラ
出演:檀れい 石丸幹二 町田啓太 森マリア 田口浩正 永岡佑 梅舟惟永 木越明 高瀬哲朗 藤吉久美子 田中要次 六平直政 山中崇史 河相我聞 原田龍二 檀ふみ 水谷豊
配給:東映

【ストーリー】 ある地方都市のアマチュア交響楽団。主宰者である主人公の花村理子(檀れい)は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし、楽団の経営は苦しく必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる。

©2022「太陽とボレロ」製作委員会